ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

スッキリする

まだまだ映画

 3月は公開される映画多いので公開されれば順次観るといった感じだけどここに来て本命が来たので公開初日に見に行ったがちょっと失敗した。というのも土曜日の19:30の回でプリキュアラクルユニバースを見たんだけど、この時間だと仕事帰りに見れてよかったとは思いつつ、幼女先輩たちは一人もいないような状態だったので劇場と作品を最後列席から俯瞰して一体として観るいつものプリキュア映画の観方ができなかったのだ。この時間をキャプテン・マーベルにして日曜の昼過ぎの回をプリキュアにすればよかったとちょっとだけ後悔したのでした。

映画プリキュアラクルユニバース

 秋映画が素晴らしくて先週も出たばかりのBDを一週間で10周してしまったほどなんだけど、いわゆる春のオールスターズ映画はいつもとはちょっと毛色がちがうというか、これまでどんどんある意味私はその方向は好きじゃないなという方向に変化していった内容がグイッと子供向け映画に戻った気がして良かった。かと言って親御さんが見ても良い映画だったんじゃないかなぁ。
 基本的に感動の押し売りは好きじゃなくて、秋映画もそうだったけどちょっと観念的な流れになりがちだったのが、今回はしくじり->大混乱->プリキュアと共に成長->悪いの出て大ピンチ->ぶっ倒して大団円というスッキリした話の流れに。そこには悪を会話で説得とかそういうのなし。久々に映画オリジナル必殺技を叩き込んでた気がする。
 メイン妖精のピトンの描かれ方はちょっとしつこいくらいに勘違いヤローなキャラ付けであまり気分のいいものじゃなかったけど、プリキュアの描かれ方がお手本のようにいい描かれ方だったんでなんとか持ちこたえた感じ。
 演出面ではかなり掛け合いが重視されててさらに格好良く描かないようにしてる意図があるからかバトルもそれ以外もかなりコメディ要素が強かったし、ミラクルライトが話しの主題でもあったので、歴代でも最も振るシーンが多かったんじゃないかなぁ。
 春映画はバトンタッチ映画でもありお祭り映画でもあるのでその部分は満点だったと思う。サプライズもかなり嬉しいものだしね。プリキュアのお祭り映画としての秋映画と違うベクトルに突き抜けた面白さがあったなぁ。
www.precure-miracleuniverse.com

キャプテン・マーベル

 コミックス版初代はマー・ヴェルという男性ヒーローでこれは映画版でも登場するクリー人ヒーロー。映画版のキャプテンマーベルは漫画版マー・ヴェルの恋人で後々ミズ・マーベルと名乗るようになりX-MEN(当時はヴィラン)のローグに能力吸われて後にちからを取り戻してからキャプテン・マーベルと名乗るようになったキャロル・ダンバースというまぁ原作なんて私が生まれる前のものだし気にしなくてもいい程度の情報だが。
 マーベルではDCでいうところのワンダーウーマン的ポジションで女性ヒーローとして長いことマーベルコミックスを支えているんだけど、これまでゲストキャラで出てくることはあっても単体で作品になったことないのよね。
 さてMCUのキャプテンマーベルは面白いプロットになっていてクリーとスクラルとかマリア・ランボーとかネタがいっぱい仕込まれているのと、若き日(そんな昔でもない)のニック・フューリーとかポケベルとかアベンジャーズにつながるあれこれも物語の中に自然と組み込まれていて、MCUファンならばそれだけでほほ~うとうなること間違いなしだったりする。
 あとスタン・リーの遺作でもあるので最初のマーベル・スタジオロゴやカメオ出演などスタン・リーへの哀悼が込められていますな。
 MCUはわりと恋愛要素をさっくりスポイルしているので煩わしくないという話もあってたしかにヒーロー映画として見やすいとも思う。とはいえアメコミのヒーローと恋愛や家族愛ってのは切り離せないので、家族愛みたいなものはちゃんと入ってたけど。GW公開のアベンジャーズ4エンドゲームに向けて舞台が整ったと言えますな。
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