ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

アオイホノオ 11話

1話の冒頭に戻ってDAICONIIIのOP鑑賞会で打ちのめされる焔。やめてくれぇがここに来るわけですな。こんな感じで1話のオマージュが所々ある。
うちのめされて引きづられて出てきたところに久々南雅彦。DAICONIIでガイナメンバー手塚治虫の訪問にあった時のことを。その手塚治虫役が岡田斗司夫。正面に濱田岳の岡田トシオが。手塚キャラを灯台下暗しですっかり登場させ忘れていたことを暗に責められる一同の中、やっぱりあの男だけ手塚治虫を知らないという。さぞかし場は凍りついただろうねぇ。
寮に戻った焔にMADホーリィから電話が。まぁなんというか「車田正美のベタを見習え」はベタベタな展開とスミベタを勘違いするというネタだけど、実際は集英社(ジャンプ?)とは合ってないかなというところだったらしいので、そのすれ違いをこういう勘違いに落としこんで話作ってるのはさすがですなぁ。
そこでキレた焔は部屋の物をぶちまけてしまう。まんカレ落ちても思いとどまったのにここでキレるわけですな。このシーン、リアルタイムで島本和彦一本木蛮が焦っていて、貸し出した私物がぁとTLがあわあわしてたんだけど、どうやらちゃんとダミーだったようで。美術スタッフの力の入れようがここでもわかりますな。
そしてしばらく漫画のことを忘れて一介の大学生に戻ろうとするわけですが・・・ワンダーマスミには彼氏がいて、トン子さんは頭のおかしい役の時の山田孝之みたいな彼(そのままだな)ができてて、部屋に戻っても津田ちゃんの幻覚を見るというどん底までいっちゃってもう痛々しくて。
そして例の見向きもされず捨てられた原稿が拾い上げられ、ついに運命が動き出すのでした。
時間は飛んで3ヶ月後、デビューを果たした焔が妙に神妙にしている。これまでだったらはしゃいでてもおかしくないのに。その答えは焔のもとにサインを貰いに来た庵野から語られる。
「認められたらすぐにプロとしての責任感と不安が襲ってくるからさ。」
この会話は多分に創作だろうけど、また炎の言霊が生まれたことには違いない。原作でもこのセリフを言うのかな。サンデーにサインを貰いに来たのは本当らしいけど。
バイク屋へ向かった焔が出会ったのは島本和彦演じるバイク屋のおやじ。ここでも炎の言霊が生まれる。
「おまえはこのバイクに乗って、明日に向かって走るんだよ!!」
その後の、「学生時代を振り返るようなくだらない大人になるなよ」は、自分の学生時代を描いたアオイホノオに対する自虐ギャグですよねw
そしてまた場面が変わって目覚めたのはなんと炎尾燃!燃えペン時代になっていて、原稿が落ちるかどうかの瀬戸際であのセリフですよ。
「あえて寝る!」
この全編通して焔がやってた現実逃避をプロの炎尾がやるというのがいいコントラスト。
あぁ、もうこの作品が終わってしまうなんて・・・と思ったけど、このサプライズ、炎尾燃のキャストを柳楽優弥で燃えろペンと吼えろペンをやるんだよね?w
ちなみに炎尾燃のスタジオはちばてつや先生のアトリエらしいですぜ。