ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

簡単レビュー前編

GW中にやったボドゲ

 前回はGW中に見た映画の話だったので、今回はやったボドゲの話。

マイ・リトル・サイズ

 そのタイトルとパッケージイラストからマイ・リトル・ポニーと大鎌戦役を混ぜるというなかなかアバンギャルドなことをしているなぁと思っていたけど、実際にルールを読むとファミリー向けに大鎌戦役を落とし込んでいるというふうに印象が変わって、実際にやってみると、あ、これ、大鎌戦役だわとなるゲームでした。
 ワーカーとメックがいなくなりキャラクターが勇者として二人に増えていたり、それぞれの国やプレイヤーマットで能力差はなくなっている。資源も宝石とリンゴになり、戦争はパイ投げ合戦(やってることは一緒だけど)に置き換わっている。
 大鎌戦役では最終的に支配地域や民心などもお金に換算してその量を競っているけど、星章に代わるトロフィーを8種類のうちから4つ取ったプレイヤーの勝利となる。4つ取るプレイヤー複数の場合は民心に代わる友情を比べ、それも同じなら所持資源の量を比べるので、4つのトロフィーはマストとして友情の高さが勝敗を分ける感じ。
 最初に配られる個性カードとパワーアップによって移動と生産が強化されるので大鎌戦役ほどではないにしろ個性が出てくるので戦略に合わせたパワーアップも可能。探索ダイスによってランダム(ある程度は選べるけど)に資源やクエストがばらまかれるので自分では振りたくないけど振らないと資源は枯渇するし、上述の友情を手っ取り早く稼ぐには対戦相手に資源をわざと渡すなんてことも必要なのでなかなかままならない面もある。
 サイズ/大鎌戦役は重いし難しそうという向きにはマイ・リトル・サイズをやってみるのもいいと思う。

マイ・リトル・サイズ 完全日本語版

マイ・リトル・サイズ 完全日本語版

こねこばくはつ

 いわゆる負け抜け系のバカゲーで、ルールは簡単、仔猫を引いたら爆弾処理できなければ負け抜けという感じ。いろんな特殊能力を持った猫が登場するけどできれば山札はめくりたくないし、うまく処理したら惹かせたいヤツのところに埋めるとかそういうことをして最後まで生き残る。人数減ってダレるかなと思ったらそうでもなく壮絶な殴り合い(手札の削りあい)が始まるので割とサクッと終わるところも手軽でいいかも。

こねこばくはつ 日本語版

こねこばくはつ 日本語版

なかぬきパラダイス

 受注した案件からどれだけ中抜きできるか私腹を肥やすゲーム。案件は7億~20億で中抜きカードは1~5億。選ばれた案件に対して秘密裏にいくら中抜きするかをプロットして一斉にオープン。案件予算額を超えていなければ出した中抜きカードを点数(というか中抜き額)として手に入れることができる。超えていた場合、一番大きな額の中抜きをしようとしていたプレイヤー(同じならスタピーに近い方)がひっかぶって出した中抜きカードを失ってしまう。そうじゃなかった人は手札に戻し、案件に参加しなかった場合は3枚山から引ける。まぁ単純だけど読みあいというかルールのちゃんとしたところに比べてのゲームの設定がひどくていい。

なかぬきパラダイス

なかぬきパラダイス

ミステリウム

 ディクシットの非対称性協力ゲームといった趣の、マスターである幽霊から提示される絵から容疑者、凶器、犯行場所を推理していって真犯人を見つけるというゲーム。マスターの負担が大きそうではあるけどやってみたら楽しそうではあるかな。最初にどのプレイヤーの容疑者がどの人なのかを当て、そこを当てられたら現場、そこを当てられたら凶器と段階を追って推理していくんだけど、個々に絵が提示されるので足並みは揃わなくていい。推理チップを置くことで最後の真犯人あてのときに開示されるヒントの枚数が増えるなど、自分の推理だけじゃなく、ほかプレイヤーの推理があってるか間違っているかも提示していかないといけないのに推理時間3分、6ラウンド(7ラウンド目までに真犯人を当てられないと負け)しかないので感性を働かせる必要がある。時間が決まってるのでセットアップのスピードにもよるけど1時間弱で終わる推理ゲームなのでこれもリプレイ性は高い。霊能者と幽霊どちらをやるかでもまた面白さが違うと思う。

ミステリウム 日本語版

ミステリウム 日本語版

 とりあえずここまで。残りは明日~。