ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

虐殺器官

今週末は毎年恒例の某裏方バス旅行があるのでその前に映画を。というのも次の週末からヤマトのイベント上映があるのでそれを考えるとタイミング的にこの日しか無いなと、朝9時の回の席を予約して観にいってまいりました。
伊藤計劃の最初の作品でありProjectItohの最後の映画化作品になるのかな。マングローブが倒産したあおりで一時頓挫しかけて新たなスタジオ立ち上げて完成した作品だったり、知っての通り伊藤計劃は故人だったりするわけで色々と曰くがついてまわる作品でもありますな。
いわゆる近未来SFで暗殺部隊の大尉が主人公。タイトルでもある虐殺器官は非常に重要なワードで物語の軸でもある。戦闘シーンや世界描写などかなり細かく描かれていて矢継ぎ早にシーンが進むのでちょっと把握しきれなかったこともあったけど引き込まれる。
戦闘シーンはやや残酷がわになるけど必要な描写だなと感じるし物語の中で語られるある重要なところがそれを際立たせる。戦闘シーンももちろんだけど会話劇的な所も多いので緊張と緩和が効いているなぁとも思った。
原作とはちょっとずつ違うのでラストなんかは賛否別れるところかもしれない。私はこういう終わり方かぁと実はエンドロールのあとにもう1カットあると思ってたんだけどなかったなぁという感じ。
原作好きでもそうでなくてもガッチリしたSFアニメを見たいならおすすめかな。