ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

GM2012春

今回も行って来ました、ゲームマーケット2012春へ。いつもどおりプリキュアを見終わってEDカード見て家を出ると、ちょうどいい電車に間に合って、9時40分頃に会場につくというお決まりのスケジュールで。会場もいつもの都産貿なんで慣れたものです。
今回は都産貿の4〜6Fが会場になってて、待機列が6Fに。6Fはその後で机椅子が並べられてフリースペースになるんだけど、入場待機列は裏の階段から入場して行く感じになってて、ちと面白かった。私は4Fからだったんだけど、降りた真正面に目当ての一つi was gameさんがいたので即並んでまず1個目、Vorpals拡張のViciousを入手。委託の7thnightはすでに売り切れてて入手できなかったァ。
まぁ並んだのはここくらいで、あとは前に1、2人いるくらいでサクサク買い物は終了。と言っても今回買ったのは7カ所だけだし、新作3つ、拡張3つ、本という感じでかなり絞ってしまったからだけども。
雑感として買い子が朝一でうわっと買いあさって11時前にはもういないって感じで、その後からゆっくりきた参加者で体験卓が賑わっていたような印象。私も6箇所体験卓に座ったけど、どこも延々と回してて張り合いがあったんじゃないかなぁと思った。
前回もそうだったんだけど、今回も同人・インディーズ系のゲームのトレンドは協力ゲーだった気がする。それもゾンビゲーがしめてたのかなぁ。買うものが減った一因はそれもあって、協力ゲームでゾンビモチーフってやっぱりゲームとしてあまり自分は薦めたいと思わない内容なので、食指が動かなかったなぁ。まぁゲーム会で誘われたらやりますけど、自分では薦めないし所持欲もわかないってだけで。
それとは別にきちっとしたボードゲームも増えていた気がする。ただ、やっぱり値段の高さが気になることがしばしばで、それはどうしようもない値段なんだとわかってはいるんだけど、どうしても折り合いがつかなかったなぁ。その値段なら安心して買える市販ゲームを買ってしまうよ・・・となってたゲームがいくつか。内容は良いけどコンポーネントにもう少し力入れてくれてればその値段でも、ってのもあったかな。コンポーネントが中途半端にシンプルだったり、罫線組とMSゴシック丸出しだったりするとものすごくもったいなく感じちゃうんだよねぇ。いいデザイナーさんと巡り合えないと難しいのかもだけど。
そんな中、グランディングというコンシューマー畑でゲームをリリースしている会社が「街コロ」というカードゲームを出した。一応企業だけどものはインディーズな感じ。だけどそこはやっぱりデザイナーの勝利というか、非常に洗練されたカードデザインだったりとかマニュアルだったりとかパッケージだったりとか、同人ライクな作りだけど一歩抜きん出ている気がした。ボドゲ(カードゲーム)分野でも頑張るらしいのでちょっと期待。
あとはまぁ知り合いと合ったり、いつもおじゃましているところにおじゃましたり、体験卓でやったゲームが内容と値段の折り合いが良くて即買いしたりと14時頃までいて退散。浅草寺に行って御朱印帳持ってくるの忘れたことに気がついて(iPadカバンに入れる時に整理して出しちゃったと思われ)ちとがっくりしながらお参り、家路についたのでした。

  • 街コロ

カタンのようなダイスゲームと共通のサプライから購入するデッキ構築っぽい要素をあわせた街を発展させるゲーム。デッキ構築っぽいと書いたけどデッキも手札もないので、プエルト・リコのようなアブストラクトさもあるかな。
自分の前には建設中のランドマーク4つと麦畑とパン屋がある。麦畑には1、パン屋には2〜3という数字があって、カードが青と緑に色分けされている。自分の手番でダイスを1個振って出た目が書かれている数字だとお金がもらえる。ただし、カタンのように他人が出した出目でもお金がもらえるのは青いカードの第一次産業だけ。緑の第二次産業は自分が出さなきゃ駄目だし、紫の大施設は自分で出せれば他人からお金をもらえて、赤の飲食業はめを出したプレイヤーからお金がもらえるという感じに、お金の発生条件が異なっている。
サプライのカードは青5種、緑5種、紫3種、赤2種となってて、枚数も決まっている。稼いだお金で建設していく。共通して持っている建設中の4つのランドマークは勝利条件に関係していて、つまりは最初に4つ建設した人の勝ちってことなんだけども。ランドマークの中の駅を建設するとダイスが2個振れるようになったりするので、さらに強力な建物を建てられるようになったりする。他人からお金を奪える建物はなかなかいやらしいので、自分も持っておかないとジリ貧になるので持っといたほうがいいのかなぁとか思ったり。
プレイ時間はそこそこ短くて済むので、お金の受け渡しがちと煩雑な気もするけど、デビュー作?にしてはなかなかの快作だと思う。

  • みならいゆうしゃとまほうつかい

高天原さんの新作。パッケージがいい感じで、中のカードホルダもスリーブに入れたカードがぴったり入って嬉しかったり。
内容は非常にシンプルな協力ゲームで、神経衰弱のような手順でゆうしゃ(まほうつかい)カードをめくってそこに描かれたアイコンで敵を倒していく。めくれるカードが無くなったら負けといった感じ。今の説明で大体事足りるんだけど、個人ごとの勝利点とかを追加するのりしろはありそうなので、バリアントプレイもできそうかなぁ。
個人的にはこんな感じでプリキュアオールスターズのゲームが作れるなぁと邪な感情が芽生えたりw

  • ヤジルス

最後に体験卓でやったら面白くて、値段との折り合いも良かったので購入した作品。カードに描かれた矢印を色をつなげて伸ばしていくという単純なゲームで、いくつか特殊なカードがあったり、ラウンドごとのルールがあったりはするものの、どれもわかりにくいことはなくて、フィジカルなテクニックと頭脳的なテクニックとがちゃんと必要だったりするのが面白い。スリーブに入れようかとも思ったんだけど、滑っちゃうとゲーム性が損なわれるのでカードむき身で。まぁものすごく傷むようなスピードを要求されるわけでもないし、ちょっとした傷で落ちるゲーム性なわけでもないしいいかなと。ゲーム説明しても面白さが伝えにくいタイプなので、説明はなし。カードに描かれたヤジロウの個数が7つを超えた人が出たらゲーム終了で、一番少ない人が勝ち。


湯沢温泉さんのどミリオン!拡張は2種。どっちも単体というより組み合わせで力を発揮しそうなカード。どミリオン!はステージ(アクション)メインのドミニオンクローンなんで、この効果の多彩さが楽しいんだよねぇ。
I was gameさんのVorpals拡張Viciousは追加のカードとチップ。純粋に追加するだけ(建物はそこから選択)なので、ゲーム性がガラッと変わることはないけどどう影響するのかは楽しみ。
ゾック神社さんの見滝原を覆う影の拡張、ワルプルギスの夜の呼び声はプレイ人数追加できる拡張。自分のセットでまだプレイしてねぇ!まどマギ世界観をうまく出してるよなぁ。