ドリル帝国ブログ

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ふたつの城の物語

 ふたつの街の物語とノイシュヴァンシュタイン城のコラボで、ふたつの街の物語がベースになっていてノイシュヴァン味は珍奇なお城が出来上がるといった点くらい。街が4x4に収めなければいけなかったのに対して城ではルールに沿っていれば好きなように配置できるのがそのへんに通じている。6種類->7種類+特殊部屋になっていたり、部屋には壁掛けが4種類あったりと得点の仕方も街と城では若干おもむきが変わっている。
 9枚の部屋タイルを手札として持って2枚取ってドラフトする。とった2枚を左右のプレイヤーとの間にある城に1枚ずつ相談しながら配置する。2ラウンド目は逆方向にドラフトして同じく部屋を配置していき、終わったら各部屋ごとの得点を集計して城ごとの合計を出す。自分の担当している城の点数で低いほうが自分の点数になり、その中で最も点数の高いプレイヤーの勝利。
 部屋は7種類あってそれぞれ得点できる配置が決まっている。同じ部屋が3つ配置されたら部屋ボーナスが得られて、同じ部屋が5つ配置されると特殊部屋タイルが置ける。部屋ボーナスや特殊部屋タイルは強力な得点源なので狙っていきたい。
 上席からのメッセージを汲み取りつつ、下席へメッセージを出していくということをしなければならないけど、ドラフトゲームにありがちな下席側に流さないように抑えるということはほぼ考える必要がなく、自分が担当する上席と下席との間にある2つの城をいかに育てるかに注力する方が良いのも気軽でいいかな。相談無しで下席の城->上席の城の順に部屋タイル置くプレイももしかしたら面白いかもしれない。
 2~7人とプレイ人数が多めだけどギミックであるドラフトとラウンド数が2ラウンドしかないことからプレイ時間もダウン時間も短めで別の意味でプレイインタラクトが起きる面白いゲームである。

ふたつの城の物語 完全日本語版

ふたつの城の物語 完全日本語版

ふたつの街の物語 完全日本語版

ふたつの街の物語 完全日本語版

ふたつの街の物語拡張 キャピタルズ 完全日本語版

ふたつの街の物語拡張 キャピタルズ 完全日本語版

トランスアメリカ&ジャパン

 グループSNEトランスアメリカをリメイクして日本マップや拡張カードをつけた作品。個人的に一番好きな鉄道ゲームがトランスアメリカなので嬉しい限りなのだけど、ルールの改変はちょっといただけない部分もあるかなぁ。
 もともとは減点方式で誰かが5つすべての目的地にたどり着いたラウンドでゲームが終わり、たどり着けなかった線路の本数分だけ崖に向かって自分の機関車コマが進んでしまい、崖から落ちたらゲーム終了というルールだったので、早ければ1ラウンドで決着がつくこともあるし、かかっても4ラウンド終了には誰かが落ちてるくらいのスピーディーさだったのだけど、今回のリメイクで加点方式になって1ラウンドでトップが4点しか入らないのに13点以上にならないとゴールにならないので最低4ラウンドかかるということになってしまった。この変更はトランスヨーロッパ&アメリカとして去年出た版からなのだと思うのだけど、拡張であるダイヤの乱れ(専用色付き線路)のルールとかがなくなっているように思う。
 拡張カードは13枚あって、山からめくったカードのルールを適用しないなら線路を1本払い新たにめくり同じように適用しない人が出なくなるまでめくり続けて適用するルールを決めるというもので、3本ある自分の専用線路をキャンセル料に支払うのでダイヤの乱れルールがないといまいちこのルールの重みがわからないかなぁと。拡張カードにダイヤの乱れのルールが書かれているものがあるのかな?寝る前にササッと読んだだけなので家に帰ったら確認しよう。
 日本マップは本州が割と太ってたのでバランスはそれなりなんじゃないかなぁと思うけど、こればかりは遊んでみないとね。

トランスアメリカ&ジャパン

トランスアメリカ&ジャパン