ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

狩り!食う!寝る!

原始時代がテーマのゲーム

 実はこのテーマのボードゲーム代わりと好きだったりする。多くは数字以外の文字がなくて言語依存度がほぼないのでマニュアルさえ読めればゲームができる事が多いというところがポイントかも。
 もう一つ文明作っていく系のゲームも好きなんだけど、スルー・ジ・エイジとかシビライゼーションは重量級すぎるし、イノベーションはプレイインタラクト多めなゲームなのとテキスト量が多いし、C.I.Vはセットコレクションのカードゲームに文明的なテーマを匂わせてるだけだったとかなかなかおすすめできないというのもある。
 今回は原始時代物に絞って解説とレビューをする。ちょっと前に狩猟の時代のレビューもかいてるんでそちらもリンクしておこうかな。

ストーンエイジ

 ボドゲにハマりワーカープレイスメントにハマるきっかけとなったゲーム。原始時代の部族を率いて一番栄華を得る部族になることを目指すダイスワーカープレイスメント。
 最初部族は5人から始まって、草原(食料)、森(木材)、土山(レンガ)、鉱山(石材)、川(金)に行ったり、麦を育てたり道具(斧)を作ったり子作りしたり、川を下ってくる商人と取引して文明を手に入れたり、資源を使って家を建てたりと様々な仕事に部族の人間を配置していく。
 特に資源を手に入れるためには配置している数分のダイスを振って定数で割った(切り捨て)分の資源が出てくるので、金なんかは6で割るので二人配置して期待値1個と手に入れるのが難しい。草原以外は7人までしか置けないので早いもの勝ちだったりもする。
 部族は10人まで増やせるけど1ラウンドにつき一組しかオルドは使えないしもちろんその分食料も必要になるので麦を育てて食料産出を増やしたり文明と一緒に食料も手に入れたりと対策はしなければならない。
 得点源は家をたてることと、文明カードのセットコレクションを集めることで文明カードはそれ以外にボーナスもあるので資源を手に入れ、文明を手に入れ、家を建て、人を増やし・・・というサイクルが重要になるゲームでもある。
 残念ながら国内ではなかなか手に入りにくくなっているけど中古などにはあったりするのでワーカープレイスメント入門に良いと思われ。
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ダイスエイジ

 これもダイスゲームなんだけどギミックはセットコレクションかな。手番ではすべてのダイスを振って出た目の中から1種類以上を出目に対応する狩場に置いていき、すべてのダイスを置き終わったプレイヤーは世代カード2枚の列を選んで取り、全員が置き終わったら狩場ごとの勝者を決めて2位のダイスを敗者復活狩場に移していき、そこの商社も決めたら一世代が終わり。四世代やったら得点を計算して勝者を決める。
 これも言語依存度がなく、小ダイスを1人、大ダイスを1.5人(部族長)とするなどちょっとひねった要素もあるが割とすんなり遊べる。世代の終わりごとにもらえるカードもアイコン化されていて文字はない。
 置かれているダイスの数が同じなら後から置いてるほうが優先なので少ない個数で踏み抜くのか、起きたい目が出るまで温存しながらバラバラと置いていくのか悩まされることになる。
 獲物は5種類で1枚で10~50点の基本点があるものの、10点の果物はゲーム終了時に一番多く持っているプレイヤーに200点入り、50点のマンモスはそのボーナスは0点だったりします。世代カードによってダイスの数が増えたり、振り直しのアクションができたり、点数の書かれた貝殻チップを集めたりと世代が進むと強力な手段も得られます。最後の世代カードはボーナス系の倍率変換だったりとそこでも得点に絡む物があるので、早めに起き終わって狙っている世代カードを取るという戦略もあります。
 日本人デザイナーが作ったゲームでどちらかと言えば遊び心地はファミリーゲームですが、短い時間で簡単に遊べてそこそこ奥が深いので、今回紹介する原始時代ゲームの中で一番のおすすめです。
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ダイスエイジ

ダイスエイジ

サピエンス

 自分用のボードの中にドミノのように2つの地形の描かれたタイルを置いていき、部族の食料と住処を広げていくゲームです。このボード、左右に分かれるのだけどそれぞれマス目が違うので組み合わせによってリプレイ性をあげている。
 タイルを置くルールはドミノと同じで同じ種類の絵柄同士が隣接するようにしか置けない。絵柄の他に平地と森もあり、森の場合は種類があっていても平地にはおけず平地は森における(開拓したのだろう)。さらに置いたときにつながったタイルの下に書かれた数字分の食料点が入る。もちろん置いたタイルの絵柄ごとに様々なアクションが発動する。
 ソロプレイ感が強そうに感じるがクマの存在で一気にインタラクションが重要になってくるゲームになっている。特に食料点と住居点という2つの点数がじわじわ入っていくのだけど、その高い方は無視されて低い方の点数で勝負することになるのだ。片方ばかり点数とっても全くの無駄なのでここでも考えなければいけなくなる。
 いわゆる地形タイル系のゲームで地形の絵柄ごとにどんなアクションなのかさえ覚えておけば悩みどころは多いとはいえサクサク遊べるゲームである。ちとマイナーなのと、直接攻撃がある(しかも選択的な)ところが苦手な人も多いかもしれない。
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 ホントはこれ以外にもクニツィア先生の原子の生活とか、電力会社:最初の火花とかも紹介したいのだけど、実はどちらもやったことはあっても持ってないのでここでは割愛。
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