ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

はがゆい

日本語版の入手困難ボドゲ

 ボードゲームの日本語版を作成して販売してくれているホビージャパンとアークライトには頭がさがるところではあるんだけど、多分作って良い量とか1ロットで造れる量に上限があるのか品切れや再生産されないものも結構ある。そういう中でこのへん再生産してくれないかなぁというものをちょっとしたレビューと一緒に紹介。
 テラフォーミングマーズなんかは一応まだ再生産予定というステータスなのでそういうのじゃないのを中心に。

スモールワールド

 一応アンダーグラウンドはまだ手に入るので拡張しか手に入らないという状況ではないし、拡張「王国」とか入れればマップ的には変化は楽しめるのが救いかなぁ。
 ゲームの内容はタイトル通り小さな世界の中で種族の繁栄と衰退を繰り返しながら世界を征服していく。自分はどちらかと言うと神目線なのか、担当する種族と特殊能力の組み合わせは千差万別で種族の能力と特殊能力を使ってより多く点数が取れる行動をしていく。
  基本は種族の数を増やし、ときに戦闘を仕掛けつつ支配領域を増やすことが得点につながる。衰退しても一つ前の種族まではコマが残る(例外はあるけど特殊能力を失ったり戦闘を仕掛けたりはできない)のでうまく数残せば領地から得られる点数が倍近くまで跳ね上がるので衰退せずにジリジリやるよりは思い切って衰退するほうが得点が多くなることも多い。
 プレイヤー人数でラウンド数とマップが決まっているので少ない土地の奪い合いはスモールワールドと呼ぶにふさわしい。ときに凶悪な力を持つ種族が生まれることがあったり、リプレイ性も高い。「王国」の拡張でマップもランダム性があるので更にリプレイ性が高くなっている。惜しむらくは新品が売ってない、中古が8000円台というところかなぁ。
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クォーリアーズ

 ドミニオンが流行りだして雨後の筍のようにデッキ構築ゲームが出始めた頃、カードを特殊ダイスに変えてバッグの中に構築していくバッグ構築ゲームもいくつか出た。その中でも割と面白くて日本では3つの拡張が出るも本体が早々に手に入らなくなって最後の拡張の験闘士の探求が出た頃すでに本体手に入りにくかったと思うのよね。
 毎回袋の中から6個のダイスを取り出して振り、その他特殊な目(振り直しなど)を行って出目が確定したらモンスターの目が出ているならばマナダイスをそのコスト(レベル)分支払って召喚したり、魔法は無償で準備状態にする。召喚したモンスターの攻撃力を合計して時計回りに自分以外のプレイヤーのモンスターに攻撃を仕掛け、打倒していく。
 実際はダイスを振る前に打倒されずに自分の手番まで生き残ったモンスターの勝利点が入るのだが、なかなか生きて一周するのが難しい。こうして勝利点が4人プレイなら12点を超えれば勝利。
 ちゃんとデッキ圧縮だの追加ドローだのとデッキ構築でよくあるギミックもあってジャラジャラとダイスを振って攻撃して戻ってくれば点数というわかりやすいルールなので結構好きなゲームなんだけど、日本語版の基本セットを入手するのは絶望的なのでどうにかなんないものかねぇ。海外版を輸入してちなみにiPad2にアプリ版が入ってるんだけど、いま日本国内だと入手できないのでこれもまたこれであれやね。
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エルドラド

 そもそも日本語版が出てなくて(言語依存度は低い)拡張も国内ではなかなか入手できないという、2017年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネートのゲーム。HJあたりが出してくれると思ったんだけど音沙汰なし。出してくれてもきっと拡張が出ないパターンだとは思うけど。
 デッキ構築をしつつエルドラドを目指してヘックスマップ状を進んでいくという得点経過がそのままコマの位置というクニツィアらしい作りのゲーム地形ごとに進むのに必要なパワーがあってそれを支払えば進むことができる。複数の地形にまたがっていたり、2のマスは1パワー2枚では進めないなどの制約がクニツィアっぽさをさらに増すことになっている。
 デッキ構築おなじみの圧縮や追加ドローもあり、マップヘックスもエリアごとの組み換えで難易度が変わるのでリプレイ性はもちろん高い。カードを入手するためのコスト(金のカード)はその地形を進むのにも使うし、それ以外をコストに使うためには2枚で1金なので進むのを優先したくなるけど枚数が少ないので・・・とやっぱりクニツィアである。
 一応本体も拡張も輸入通販雑貨屋なんかで手に入る。個人的には日本語版の発売を望むがなんか望み薄なんで拡張もそろそろ買っちゃおうかなぁ。
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