ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

合宿で遊んだゲーム其ノ弐

センチュリー:イースタンワンダーズ

 センチュリー三部作の第二弾にあたるインドネシアの海を舞台にした交易を行うゲームです。前作スパイスロードの一部コンポーネントを混ぜて大航海時代ルールで遊ぶこともできます。今回は通常ルールの紹介。
 ゲームの目的は島々に取引所を建てて商品を交換し、港にある得点タイルに描かれた商品を持っていき、誰かが4枚得点タイルを集めたらゲームが終了、得点タイルとプレイヤーボード、ボーナスの合計点が最も高い人が勝利です。
 六角形の海タイルをランダムに組み合わせて舞台となる島々を作ります。四隅に港と準備した得点タイル山の上から1枚ずつ港の上に得点タイルを置き、ボーナスタイルを種類ごとにまとめておけば準備完了です。
 プレイヤーは手番に船を動かす->1つアクションをするという順で行動できます。アクションは取引所の開設、市場での取引、収穫、港で得点タイルをとるのうち一つだけ行うことができます。
 船の移動は基本一歩ですが、取引所の開設によるボーナスで一歩増やせたり、船に乗っているキューブを1つ置いていくことでそのタイルを通り過ぎたりすることができます。
 アクションの取引所の開設はゲームの肝で、自分の取引所のない島では市場での交換ができないのと、すでに開設されている分のキューブを置いていく必要があるので早く開設するほうがお得になります。プレイヤーボード上の左側から順に取り除かれて置かれる取引所が縦に一列置かれるごとにボーナスタイルももらえるので、ゲームの序盤は取引所の開設合戦になります。市場での交換はスパイスロードの手札プレイと同じで島に描かれているレートで交換が行なえます。収穫はどこでもジンジャー2個が入手でき、ボーナスタイルによってチリ1個が追加で入手できるようになります。船に得点タイルに描かれた商品が乗っていれば、港で得点タイルと交換することができます。
 これを繰り返し得点タイルとプレイヤーボードの点数、ボーナスタイルの点数の合計が最も高い人の勝ちになります。
 スパイスロードをうまくボードゲームに落とし込んだ非常にとっつきやすいゲームになっています。船の移動や取引所の開設などのボードゲーム特有のダウンタイムは発生しますが、カードを取ってはつめて取ってはつめてというよりはボードゲームで遊んでいる感が感じられて、私はこちらのほうが好ましいと思いました。
 一番価値の低いジンジャー(黄キューブ)がいたるところに積まれる絵面はちょっと面白かったです。まるでこの辺の通貨単位がジンジャーなんじゃないかと思えるくらいにはw

センチュリー:イースタンワンダーズ 完全日本語版

センチュリー:イースタンワンダーズ 完全日本語版

シャドウレイダーズ

 三つの勢力に分かれてそれぞれの勝利目標に向けて、敵を探り味方を見つけ、アイテムやイベント、直接攻撃して自陣営(または自身)を勝利へ導きます。シャドウハンターズのリメイクでコンポーネントがコンパクトになって絵柄もマイルドになっていますが、ほとんどのルールや構成がハンターズのままなので同じ感覚で遊べます。
 ゲームは6面ダイスと4面ダイスを振って出た目の合計と同じ値の書かれたエリアに行き、そこで指定されたアクションを実行します(大体は任意)。次に同じエリアか左隣にのエリアにいる相手を攻撃することができます。基本はこれを繰り返していくことになります。
 アクションでは探索、白、黒の3種類のカードを引いたり、ダメージを与えたり回復したりが主になります。
 探索カードは誰か1人に対して「〇〇ならば××をしろ」といったリアクションを求める内容が書かれていて、それで正体を探ることになります。
 白、黒のカードは装備やイベントが書かれていて、装備なら常に効果が発揮されたり、イベントならダメージを与えたりなど様々な効果があります。
 勝利条件はレイダーは全シャドウの殲滅、シャドウは逆に全レイダーの殲滅(人数が多ければシチズン3人を倒す)で対になっている他、シチズンはそれぞれに勝利条件が書かれています。
 それ以外に各キャラクターごとにHPが違ったり特殊能力を持っていたりします。ほとんどの特殊能力は正体を明かさなければ使えませんが、ウルリッヒのように探索に対して嘘がつけるといった正体隠したまま発動する特殊能力もあります。
 ゲーム自体も単純で、探索と普段の行動から陣営をすばやく見抜いていくことが肝心になります。まぁ私はウルリッヒでゴードンっぽい動きをするのは結構好きですけどねw

シャドウレイダーズ

シャドウレイダーズ