総括すると、THE・藤岡弘、の本郷猛が仮面ライダーとして戦う超格好いい映画。いかに格好良く藤岡弘、に語らせ、いかに熱く藤岡弘、をバイクに乗せ、いかに素晴らしく仮面ライダー1号が戦うかを映画にしたかったんじゃないかねぇ。
映画の体裁としては現行のライダーであるゴーストのギミックが使われているし、主人公の片翼は西銘駿演じるところのタケルなのは間違いないんだけど、ともすればゲストキャラってだけになっちゃう助っ人ライダーの1号をこれでもかとやってくれているので、本郷猛はしっかり主人公である。
ちょっとこれはネタバレなのかもしれないけど、最近のライダーのキックは突き抜けて後で爆発ってのが多いんだけど、1号のライダーキックはぶち当てて吹っ飛ばし、反動で後ろに着地、ダメージ負った敵がライダーの正面で爆発という、重量感たっぷりのキックでこりゃもう好き嫌いの問題だけど私は1号のキック好きだわ。
映画のタイトルが仮面ライダー1号なので敵はショッカーの系譜。ゴースト側の眼魔はギミックとして出てくるくらいで、眼魔世界の人たちは出てこない。ラストバトル終わったあとのシーンは物議をかもしそうだなぁｗ
