ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

プリキュア考 その2

どうしようかなと思ったんだけど、時系列に2つずつやるとYes!が割れちゃうので、今回はSSだけ。

3作目にして2代目のプリキュアなのは正直びっくりした。そして前年までの高視聴率、玩具売上ががくっと落ちたことで駄作なのではと思われがちだけど、かなりの名作。とくにキャラクター性が全面に押し出されていて、敵側の没個性も解消されている。薫、満の寝返りによる共闘なども物語に深みを与えている。
戦闘は精霊の力を使って空間を大きく三次元的に使うダイナミックなものになったし、キラキラしたエフェクトが付いたり、衣装もひらひらしたかなり複雑な形状をしてたりと、前2作からかなりの進化をしていた。魔女っ子モノにちょっと近寄った感じもする。ガチ百合度はほのxなぎより舞x咲のほうが上になってるし。
そういった面では全体的にパワーアップしているんだけど、敵の面々の個性が勝ちすぎて、プリキュアの個性が食われちゃってた感じもあるかな。学園描写では素晴らしかったんだけど、変身すると・・・という感じ。そこも満と薫に食われ気味になったかな。
花鳥風月の力ということで最初の形態が花と鳥だったので、追加戦士2人来るのかという思いがあって、薫と満が最初に出たときにきた!と思ったら途中で一時退場。そして舞と咲が風と月にフォームチェンジするという、思っても見なかったことをしたんだよなぁ。
一応最終決戦では満と薫が月と風のフォームに似た格好になって共闘するんだけど、プリキュアに認めてもらえなかったのが残念。
商売的な成績が悪かったのはもったいなかったけど、ストーリーもキャラクター性も非常に完成度の高い名作なんだけどなぁ。シリーズの好きランキングでは上位によくくるんで、大友幼女はわかってるけど。