ドリル帝国ブログ

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おじさんがたり

プリキュア映画の話

 ちょっとスタプリが良かったので今はプリキュア熱が高まっていてなんとなくプリキュアの映画について書こうと思う。全作は無理なので、単品系の中から気に入ってる何作品かをピックアップして適当に書き散らします。

 サブタイトルの明るさとは割と遠いところにあるストーリー展開で、はじめて敵としてダークプリキュアが登場する。そのダークドリームは非常に印象深いキャラクターで大投票でもキャラクター部門4位(ドリームもプリキュア4位、作品はTVシリーズで独占されたので特別に映画部門を分けて2位)とみんなの印象にも残っている。先にも書いたとおり結構シリアスな作品で、ココとナッツはさらわれるし偽物も出るしラスボスのシャドウがかなり朴璐美声の悪々しい敵で、バトルも激しくかなり緊迫している。ミラクルライトが登場したのも今作からだったと思う。戦闘で言えばMH2雪風の友達でのプリキュア同士討ちのインパクトはすごすぎたが、ダークプリキュア5とのそれぞれのバトルもなかなかの見応え。ドリームをかばってクリスタルを砕かれたダークドリームが笑顔で消滅するシーンは今見ても泣いてしまう。ちなみに中の人は後年キュアビューティーに転生したw

 えりかママのファッションショーがパリで行われるのでみんなで行くという日常からのつながりのあるパリという異国が舞台の作品で、パリの町並みが素晴らしく華やかに描かれている。敵であるサラマンダー男爵とオリヴィエの関係性とゆり(フランスで父が行方不明になっている)の絡みとか、つぼみ、えりか、いつきの自分の過去とどう向き合ってるのかなんてところの描写が素晴らしい。ハトプリはケレン味たっぷりの戦闘シーンが本編でも映画でもいかんなく発揮されていて、舞台での男爵vsムーンライトとか広場でのデザトリアン戦、屋根の上でのコウモリスナッキー戦なども画角いっぱいを使った素晴らしいバトルでした。オリヴィエと男爵の結末が切なくて印象深いラストだったなぁ。

 アナ雪とか妖怪ウォッチアイカツといったライバルが多い劇場アニメ戦国時代で興行成績が振るわなかったけど、東映ではない外部から監督や作監を起用して見事に素晴らしい作品を残してくれた名作。ハピプリはフォームチェンジを初期からしたり、技のデパートと呼ばれるほどの数々の必殺技を持ち、ピーチとは別の脳筋方向でキュ荒ブリーと呼ばれるほどなのでそれを映画でもいかんなく発揮してくれる。ただ、ゲストヒロインの境遇が結構重かったり、ボスのブラックファングがほんとに悪なのでその脳筋ぶりがスカっとさせてくれる一助でもあるんだけど。ちなみにジーク王子が実はボスとミスリードされちゃうくらい胡散臭いほどいい人なのが最後までいい人(人形だけど)でヒロインを見守っててほっこりさせられた。ヒロインつむぎの中の人は後年キュアマジカルになるのでしたw

 ジェットコースタームービーというほど急展開が相次ぐ本作は田中裕太監督と田中仁脚本という成功が約束されたプリキュア映画だったと思う。魔法界での大魔法フェスティバルというほのぼのワクワクな展開から突如ダークマターに願いの石ごとモフルンが拉致られてしまうし、そうするとみらいとリコは変身できないし、探す最中の未来は廃人一歩手前のように打ちひしがれてるという急転直下ぶりである。モフルンとクマタの出会いやら再会、モフルンの願いを経てキュアモフルンに変身するんだけど、まさかの事態になる第二の急転直下から復活、本当のボスとのラストバトルは分身して3フォームすべてでの一斉攻撃という熱い展開となっている。単独変身できるフェリーチェもちゃんと活躍するしピンクトルマリン先生は操られたフレアドラゴンを浄化するのでマジ先生。

 徒然なく書き散らかしたけどホントは頭から全部名作なので全部書きたいけどまぁとりあえずはこの辺を紹介。オールスター映画は春のカーニバル以外はどれも面白い(アレだけはどうしてもだめだ)のでまたの機会に語りたいところ。