ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

ガッジーラかと思ったらゴジラだった

3連休の土曜日は仕事だったのになぜか今週は休みだったので公開初日のゴジラを見に行った。
前作ハリウッド版はまぁなんというかちょっと半魚人ぽくて軽快な足取りで突進かましてくる、駆除対象生物みたいなノリだったのだけど、今回のゴジラはわりとフレンドリーな超巨大怪獣な感じ。それでも足元のアリに気をかけないがごとく、バンバン災害を引き起こすわけですが。とは言え立ち位置的にゴジラと敵対する存在がいて、それと相対するだけという自然の一部であるといえる作りになっている。
人間模様としてはさすが軍隊を持つ国の映画だけあってマッチョな感じ。でもこのご時世だからなのか軍隊はわりとふがいないばかりで、主人公(妻子持ち)が巻き込まれながらも頑張って生き抜く姿を見せる役。芹沢博士(渡辺謙)はゴジラかわいいよゴジラペロペロっていう(表面上はキリッ)のがにじんでる狂気科学者で、ゴジラが活躍するとにやけちゃいそうになるのを噛み殺してるんじゃないかと思ったり。家族の物語だったりふがいない組織の話だったりとわりとスタンダードなところに落ち着いている。
パシリムに続いてなんで日本が〜という気持ちはちょっと薄め。多分旧作のことがあってハードル下がってるからだと思う。それでもちゃんとゴジラがハリウッド映画になってて面白かったので、わりとおすすめ。