ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

プリキュア考 その4

今回でおしまい。フレプリとハトプリについてもそもそっと。

これまでとキャラクターデザインがガラッと大人っぽくなったことが一番最初に印象に残る作品。これまでどおり中学2年生なんだけど、見てくれが高校生でも通るのでそう誤解してた人も少なからずいたみたい。3人の通っている学校が別々だったので、学校描写はラブの通っている学校くらいで、クラスメイトも同じ。どちらかと言えば町の人達との描写が多く、大人たちが活躍することも多かった。
敵組織は1年を通して変わらなかったけど、結局初期からの3人は全員が寝返り、イースは4人目のプリキュアキュアパッションになるものすごい展開。話の中心はラブで、イース(せつな)もご執心だし、恋愛要素を進展させてたし、何しろプリキュア史上最も漢らしいし。
これまでとは一線を画すところがあったけど、イース->パッションのあたりから急激にベリーとパインが空気になり始めて、シリーズ構成がうまく行っていたかと問われるとチト疑問が。全体としてものすごくラブ寄りの話になって、仲間との絆とかそういったプリキュアっぽさが薄かったかなぁ。

30話目前までのまとめとして、ちゃんと上手にこれまでのシリーズのいいところを取り入れつつ、新しいこともやっている感じ。非活動状態になっているプリキュアがいたり、別世界を明確に定義していなかったり。つぼみとえりかの関係は無印ほど強固に結びついていなくて、対等性もつぼみ>えりかなのがうかがえる。もともとなぎさ>ほのかではあったけど、それよりも明らかにヒロインとしてつぼみを押しているのが分かる作りになっている。
3人目のサンシャインはかなり早い話数から出ていたいつきなんだけど、実はあまり積み重ねがないので唐突感のある追加戦士登場だった。もう少し登場する回ごとに何らかの積み重ねがあったらなとは思う。今見返したら何か発見があるのかな?
非活動戦士であるムーンライトとフラワーのうち4人目の追加戦士になるムーンライトも、意外と積み重ねがないというか、これから怒涛のラッシュが始まるのかもしれないけどね。サンシャインよりはもちろん唐突感はないのでいいが。
話し、キャラクター、ギミック、シリーズ構成はかなりいいと思う。ただ、いろいろ小出しにするタイミングが悪いのか、アレどうなった?ってのがちと多すぎ。デューンとかホントどうなったんだよ?w

まとめ

作品名 物語 構成 キャラ インパク
ふたりはプリキュア
ふたりはプリキュアMH
ふたりはプリキュアSS
Yes!プリキュア5
Yes!プリキュア5GoGo
フレッシュプリキュア!
ハートキャッチプリキュア!