ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

初物

タグ多いけどこの週末はそんな感じで動いてた。予定は10、11日ともボドゲという感じだったのでまぁそれは達成。予定外だったのは友人に映画に誘われて見に行くことになったことか。

  • マッハ弐

今回はあまりCMうってないのですっかりノーマークだったんだけど9日から上映開始だったらしい。トニー=ジャーのファンなので観に行くしかないと、友達に二つ返事で10日朝一の回へ。
できるだけネタバレなしでいうと、今回は現代じゃなくてアユタヤ王朝時代(1400年頃)が舞台で、ムエタイよりも様々な武術や武器をふんだんに使うエンタメ性の高い作品になっていた。ごりごりのムエタイバトルを期待しているとちょっと肩透かし感があるかも。
でも、ジャー先生たくさん武器使えますぜという、そのどれもがすごく綺麗で格好いいので見ごたえはあり。ストーリーはラストまではわりかしいいのだけど、そこからは見た人の判断にお任せします。
どちらかと言えば型や舞踏に近い感じで、マッハ、トムヤムクンの痛さが薄れちゃった。ストーリーのイタさは解消されてきてるけど、観に行く方としてはストーリーイタくても、ジャー先生の痛い技が観たいのであって、もっとマッハ並みにピーキーになってもいいと思いました。


その後飯くいながら歓談して別れ、私は自転車で盤遊会に向かう。2時頃到着してこの日は初プレイを2ゲーム。

西部の荒野で開拓したり決闘したりするゲーム。システマチックになっていて、出来ることがわかってくると得点やお金の稼ぎ方がわかってくる感じ。当たり前か。
毎ラウンドキャラクターを選んでその効果と順番をもって、手持ちの部下を順番に処理されていくボードマスや荒野に配置して、領地、建物や道路、お金、点数などを得ていく。手に入れた領地に建物や道路を置いていって、その建物からの収入がおもなソース。
選ぶキャラクター7人は順番が後になっちゃうキャラのほうがやはりちょっと強くて、持ち越せるお金やら特殊能力の妙で、部下をどう配置するか考えないといけない。部下を使い切らずに余らせて先に配置をパスすると、次のラウンドのキャラクター選択が早くできるのもなかなか考えられてる。
今回のゲームではあまり決闘しなかったのと、お金稼ぐことばかり考えて得点取っておくの忘れてて追いつききらなかったのがチト間抜けでした。4ラウンドしかないし、解決が結構システマチックなので結構手軽に(慣れたら1時間強)で出来るのでもう何回かやってみたいかなぁ。
初期配置の山の並びと、結構点数のいい鉱山チップの出方、さらに非常に強力な教会と鉱山とコンボな銀行あたりが高得点の鍵な気がする。

  • オートモービル

まだ正式販売されてない同人?版(といっても出来は製品と遜色なし)の自動車製造販売ゲーム。いまでいうクラッシックカーを作っては売り抜けるのが目的で、はいはいワレスワレスといった厳しさが、先見眼と度胸を試されます。
高級車、中級車、大衆車の3グレードを工場立てて、車作って、セールスマンで売りつけたり、販売店で普通に売れるのを待ったりします。
色々とマイナス要素が多いのに、プラス側が微々たるもので、最初のうちはみるみる貧乏に。ここで、手持ち金で回そうとすると、実は未来のちょっと儲けが増える分を取り逃がすので、借金してでも工場大きくしたり、セールスマン多く派遣したりする必要がある。この辺が度胸を試されるところ。売り切れる内側ばかり見てると、ショートしちゃってオーバーしてペナルティー食っててもそのペナルティーより多く儲けられれば断然オーバーしてた方がいい。
チキンな堅実プレイよりも大胆な方が勝てるゲームだと思いました。


10日はその2つを堪能。翌11日は午前中掃除洗濯などなどしてから出かける。4本ゲームやって初プレイはやはり2本。ガガガ!とヴァルドラは以前の記事で。

13のキャラクターを使ってハバナの街を発展させるゲーム。0〜9の数字の書かれた13枚のキャラクターカードを2枚出して、数字の低い方を10の位、もう一方を1の位にして数字を比べて低い人から行動できる順番システムになっている。選んだキャラが先に使えるとちょっと特権があったりするのはサンファンに似ている。資源やお金や労働者なんかを集めて建物を立てて、一定点以上になった人が勝ち。
面白いのはその2枚出ているキャラクターは次のラウンドに片方だけ新しいキャラクターに変わること。この辺にも戦術が隠されている。使ったキャラクターは捨札になって、あるキャラで1枚ずつ戻すか、出ている2枚になるまで手元に戻ってこない。いいキャラを早めに使っちゃってると、後一手で上がりの状態で欲しいものが手に入らなくて建てられないなんてことに。この辺も面白い仕掛けだなと思う。
建物は場に6枚ずつ2列出ているんだけど、その両端(つまり4枚)だけが買えるので先を見据えたり、退かしたり、買われちゃったり面白い動きをするとおもう。
今回3人で20点勝負だったのだけど、10点強くらいでみんな停滞して、いち早く手札を回復させた人が溜まりまくったお金を持っていって勝利しました。私も後資源1色1個か灰色2個引ければ先に勝てたんですが別の色・・・。引き負けました。
建物は基本的に得点だけで特殊能力とかないので、共通で同じものを持っているキャラクターの使い方で勝負というシンプルさは良い。
コンポーネントもいい感じに豪華でコンパクト。ちょっと欲しい気がしました。

マカオの街で物を作りつつ、船で貿易に出かけるゲーム。毎ラウンド特殊能力をもつ役割、建物、人物のカードから1枚を手にいれて、それを活性化したり、活性化したキャラの特殊能力を使ったり、街の区画を買ったりしていくんだけど、資源の出方がダイスで決められていて、1ならそのそのラウンドに1個、6なら6ラウンド後に6個手に入る仕掛け。1ラウンドに6種類から2個選ぶので、先を見据えた配置が必要。しかも、手に入らないラウンドがあるとペナルティーを食らいます。
カードも活性化しない状態では5枚までしか貯められず、活性化するのに必要な資源の組み合わせがきついのから軽いのまで、妙に強力な能力なのに活性化資源が楽だったりと千差万別。まぁある程度能力の種類は絞られているんだけど、ややっこしい物も文字で書かれているので把握しにくく、そこが時間のかかるところ。活性化出来ずに5枚オーバーするともちろんペナルティです。
12ラウンドしかないんだけどまぁカードの活性化に追われて前半は動かない動かない。手番順の妙で非常に強力なカードを手に入れてサクっと活性化した人が中盤数ラウンドで一気に突き放し、後半2番手くらいしか逆転の目を考える状況じゃなくなって消化試合になってしまって、トップにプレッシャーを掛けることも邪魔することも出来ずに終わっちゃうので、たしかに少し残念なゲームでした。
カードを工夫するだけでもう少しプレイ時間が少なくなって、もう何回かやって研究したくなるんだけどなぁ。


ちょっと早めに上がって飯食って帰宅。自転車で片道5Km。2日間で20kmほど走って日頃の運動不足が多少解消されたかな。