ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

袋小路

コミケに忙殺される期間も過ぎて久々に袋小路に参加。はらぺこかめさん、サムライカードゲーム、サマルカンド、シシミジ、ハバナノートルダムをやった。レビューしたこと無いのだけ簡単にレビュー。

  • はらぺこかめさん

クニツィアの子供向けゲーム。カメのレースなのだけど、5色のカメのどれが自分のカメなのかは他の人にはないしょで、進むのも手札のカードを出して進ませるため思ったようにはなかなか動かせない。カメだから一本道の同じマスに他のかめが居れば背中に乗っちゃうし、下のかめが動けば一緒に上のかめも動くと楽しくもどかしい。
前半はいきつ戻りつなんだけど、後半になると手札も苦しく抜け出す機会を伺って一気に抜け出せるか一緒に進むかの駆け引きも、大人だとしちゃいますな。

  • シシミジ

ランドルフ作のアリと蟻塚をモチーフにしたアブストラクトなゲーム。手持ちの7つの蟻塚を7つのエリアに1つづつ配置して、それぞれをアリでつなぐことを目指す。手番にできることは2つで、蟻塚とアリx2匹か、アリx3匹で配置することと、同じ組み合わせで配置されているものを移動させることだけ。アリは必ず蟻塚から伸びてないといけないので、蟻塚を移動してアリだけにしてはいけない。もう一つ、他の人の配置したアリを乗り越えることは基本出来なくて、ゲームで1箇所(1回)だけ乗り越えることが出来る。
囲碁っぽさもあり、過去って邪魔をするとか、乗り越えたり移動させるタイミング等、協調するか、邪魔するか、我が道を行くかなどなかなか考えること多い。アブストラクトな割にあまり1プレイの時間がかからないのはいいかも。

自分の管理する区画を育てたり、ノートルダム寺院に寄付したりしながら得点を稼ぐゲーム。1ラウンドに出来る2回の行動は、3枚のカードをドラフトすることで決まってくるので、いかに手元にやりたい行動と渡したくないカードを残すか、どのカードからプレイするかなども重要なファクターになる。あと、毎ラウンド3人出てくる賄賂で動いてくれる協力者の能力も重要。
カード(行動)は修道院(キューブ)銀行(お金)公邸(点数)馬車小屋(馬車移動)ゲストハウス(お金/キューブ/駆除)公園(駆除:2キューブで+1点)病院(駆除)友人(移動するキューブ)ノートルダム(寄付)の9種類。自分の山札を作って、毎ラウンド上から3枚取り、1枚手元に残して左隣にドラフト。これを2回(最後は来たものを手元に)やってそのラウンドの手札完成。中から2枚使うことになる。
ねずみゲージが街の清潔度になっていて、ラウンドの終りに9を超えているとペナルティ。病院や公園などで駆除しつつ、お金やキューブを手に入れ、得点もしていく。行動ごとに積まれたキューブの数で効果が強化されていくので、ある程度行動は絞りたいし、手元のキューブを切らせると、行動するためにキューブを移動させる必要がある。協力者の能力を使うのに1金、ノートルダムへの寄付は1金で1点、2金で3点3金で6点なのでお金も大事。馬車で移動すると道に落ちてる点数やアクションに似た効果が得られるのでかき集めてもいい。
やることが多いけど、やれることは制限されるのがもどかしくも面白い要素になっている。プレイ人数で街のボードのつなげ方が変わるのも面白い。あと、久々に勝ったゲームw