ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

したためておく

ぼんやりとコミケのアフター論争?をいまさら眺めていた。「同人は儲かる儲からない」「主に東方厨に起因するっぽいモラルハザード」「スタッフのプロ化とか入場料だとか」。

  • 同人は儲かる儲からない

儲かってる同人誌とそうでない同人誌があり、儲ける気満々の同人誌と儲けなんて端から出ないこと判ってる同人誌がある。もちろん、後者であっても同人続けていくには儲かったほうが良い。そんな話だろうかね。
同人誌というのが他の趣味に比べて多くの人がお金のやり取りをしやすい趣味であるのはあってると思う。私の思う中ではガレキあたりが次点だろうか。インディーズバンドがCD出して趣味なんでプロにならないって感じでやっている数を把握していないけども、はるかにこれより潜在も実践もしているサークルの数は多いし、金銭の授受も多いと思われ。
趣味で儲けが出るならいいことだと思うので、がんがん趣味を商売にしてもらっていいと思う。それによってこうむる迷惑ってほとんどないでしょうし。著作権的なことで犯している罪はあるかもだけども。

もちろんモラルハザードはあるんだけども、それは昔からあるんであって、規模が大きくなっていくコミケにおいて、順調に?推移していった感じがそう見えてるだけだと思うけどね。低年齢な参加者なんてのも昔からいたし、その昔のほうが情報を受け取る術がなかった、検索するすべも乏しかったので、うわさ程度の信憑性も今より確度が高いんだよね。だから昔より何も知らないできてる割合なんてたぶん減っていると思う。
個人的にはカタログの注意事項やらルールやらを読んでない、前に読んで最新を読んでないのにいきがってるほうが困るわけだが。徹夜組についてはアウトなので語るべくもなし。
混雑はしたけどえらい事故も起きなければ、開催中止にもなってないので、これまでどおり東方はじめ配置やら導線なんかも試行錯誤が繰り返されていくでしょうな。それにあわせて当日どうにかしていくのは毎度のことだし。
人のふり見て我がふりなおしつつ、間違ってるやつらを参加者一丸となって矯正、洗脳していくのがコミケだろうと思うし。ちなみに一般参加者に一番近いところにいる参加者はやっぱり一般参加者なんで、スタッフにも見えていることは必要だけど、スタッフだけに解決を投げて渡さんで欲しいとも思ったり。

  • スタッフのプロ化とか入場料だとか

まぁチケットシステムだの3日間(設営含めりゃ4日、実際はもっと長い期間)プロとしてスタッフを確保するのは無理です。もうすぐ3000人になろうというスタッフ数はどこぞの大企業の1オフィスビル丸ごと分以上なんだよねぇ。3000人のうち良貨と悪貨の割合がいわゆる生物学的な統計を当てはめると2000:1000くらいだと思うのよ。これはプロ化した際の収支の人件費と稼働率からとると本当に大企業並みの収支が必要になりますわな。年2回のために・・・無理無理。
チケットにすることも入場速度の観点からまったく解決策がない。徹夜対策も強攻策なんてもってのほか。オリンピック招致がからぶったんで若干の安泰感はあるけど東ホールを3つくらい増やしてからからぶって欲しかったなぁw
ちょっと飛躍してるし個人的雑感はいりまくりだけど、日本人てサービスを受けるのが下手というか、がっちり最上のサービスを享受するか、ざっくり全てのサービスを否定するかしかない感じが・・・。コミケの場合、まるでサークル、スタッフ側がサービスの提供者のようだが、じつは実のところ全員が提供者であり享受者であると思うのだよねぇ。端的な例を挙げると、サークルは同人誌を買っていただき、一般は同人誌を買わせていただくが同時に起こっているんじゃないかね。


他にも細かいことにつっこみたいんだけど、面倒くさいのでここまで。こういう話題に対して即噛み付いてくるのがいるけども、嫌いならその嫌いという感情も捨てて無関心になってくれないかなぁ・・・好きな人の問題提起は結構建設的だけど、嫌いなやつの問題提起って頓珍漢でなぁ。とくに市民団体系とか腐れ政治家とかな。