ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

次が来てやがる

台風とかいろいろ

 土曜日は仕事だったんだけど台風が来る前だったのでまだ余裕だったんだけど、この日は某大祭の集会の日だったので参加できなくてがっくりだった。
 帰りには日曜日に外に出ないでいいようにいろいろ買い込んでまったり過ごす。
 明けた日曜日も実はそれほど雨はふらなくて、何なら午前中は洗濯物二回したり、外に買い物行けるなぁと思いながらミニプラの無敵将軍を作っておりました。
 本当は自宅で小さなボドゲ例会の予定だったんだけど、JRは20時から全線運休とかで中止にしておいてよかったとは思ったけど、昼頃の天気だとやれたなぁと少しだけ後ろ髪引かれてたり。まぁやってたらやばかったわけだが。
 午後になって降ったりやんだりになってきてさて寝るかという時間には、寝るのが怖い轟々とした風。なんか凪いだと思ったら強く吹いて何かが転がってる音がしたりするのでなかなか寝付けませんでした。
 明けた今朝は最寄りの電車が止まっている。乗り換えた先の電車は動いている。JR(使わない)もほぼ止まってたので連絡入れて様子見。結局動き出したのが9時ぐらいで仕事場に付いたのは10時過ぎ。まぁ結局最寄りの駅から電車には乗らずに歩いて、動いてた電車は上りは激混みだけど下りは空いてて普通に座れたし、40分位ダイヤ的には遅れてたけどいつもどおりの時間で着いたしで拍子抜け。どちらかといえばこの時間でもうこの暑さかと辟易したわ。
 歩いてるときに木が折れてたり、いろんなものが飛散してぶちまけられてたりしたので、なかなかの爪痕が残ったなぁ・・・なんで月曜の朝に夜中の暴風雨がきてくれなかったのかと仕事場で思うのでした。

合宿で遊んでないゲーム

クアックサルバー

 ヤブ医者という名のこのゲームは様々な効果の材料を鍋にぶち込んで評価の高い薬を作るのがラウンドごとの目的です。ただし、材料袋の中には鍋に入れすぎると爆発(バースト)してしまうかんしゃく玉が何故か入っているので、どこで打ち込むのをやめるかのチキンレースでもあります。
 ゲームはメインフェーズ(鍋に材料ぶち込むフェーズ)は同時に進行して、その他のフェーズはスタートプレイヤーから時計回りに処理をするのでダウンタイムは短めです。
 まず、スタートプレイヤーは占いカードをめくって全員がその効果の恩恵を受けます。ゲーム終了時やラウンド終了時に恩恵がある場合もあります。さらに、トップのプレイヤーの点数と自分の点数の間にあるネズミのしっぽの数分、しっぽが材料として鍋に放り込まれます。これによってちょっと価値が高くしやすくなります。
 そしてメインフェイズですが、全員同時に材料袋から1個チップを取り出し、そこに書かれた数字分マスを進めた位置に置きます。そして自分でストップするかバーストした人は材料袋を手放して自分の前に置きます。まだ続ける人は同時に1個チップを取り出して~を繰り返し、全員がストップもしくはバーストして材料袋を置いたらメインフェイズは終わりです。薬瓶は一回だけバーストしなかった最後においたかんしゃく玉を袋に戻して新たに引き直すことができます。
 獲得フェイズはスタートプレイヤーから順に行われますが、最初のボーナスダイスはバーストしていないプレイヤーの中で最も評価の高い薬を作った人だけが振れます。次に、青、緑、黒チップの処理を行い、ルビーが貰える人はもらいます。
 そして、バーストしていない人は評価の横に描かれた点数と評価値をお金として新たに材料を買うことができます。バーストした人は点数をもらうかお金にして買い物をするかの一方しかできません。まぁ点数差は後で埋めやすいので、前半のラウンドはバーストさせてでも評価を高くして高い買い物ができるようにする戦略はありだと思います。材料は有限なので早いもの勝ち(といってもスタピーから時計回り)です。後半ラウンドでは評価が最大値まで行ったプレイヤーは全員ボーナスダイスを振ることができます。
 最後にルビーを使って薬瓶を再利用できるようにしたり、しずくで鍋を底上げしたりして獲得フェイズが終わります。
 ラウンド終了時に使った材料をすべて(一部例外あり)材料袋に戻し、ねずみのしっぽも皿に戻し、ラウンドが一つ進んでスタートプレイヤーが左隣に移ります。ラウンドが進むと使える材料の種類が増えたり、かんしゃく玉が材料袋に投入されたりします。
 全9ラウンドやって最も点数をとったプレイヤーの勝ちです。
 材料の種類は変わらないのですが、材料の効果を4種類に変化させることができるのでリプレイ性が高く、プレイヤーボードの裏面を使うと試験管ルールというまた新たなボーナスのあるゲームで遊ぶことができます。材料の効果は文章で説明されていますがアイコンでもだいたい分かるのでゲームプレイ中の言語依存度はそれほど高くないですし、プレイインタラクトは材料の購入の早いもの勝ちぐらいでソロプレイ感が少し強いと感じるかもしれません。引き運要素が高いのもあって実力差は出にくく、誰でも何回でも遊べる良質ゲームだと思います。

クアックサルバー 完全日本語版

クアックサルバー 完全日本語版

雨が嫌い

またきた台風

 今年の台風は変化球を使い分ける技巧派のようで、いつぞやは関東から西方向へ列島横断していくスライダーを投げ、今回は台湾方向へ行くかと思いきやものすごいシュート回転で九州から本州を狙う、曲がりすぎてビーンボールになりそうな台風だ。
 そのせいで活発になった秋雨前線の影響でこのところえらい涼しい。日曜日に明治村を散策してたときなんてもう汗びっしょりになるほどだったのに。寝ていたら寒さで思わず目が覚めて毛布をかぶる羽目になったし。
 まぁTシャツ短パンにタオルケット一枚で寝てればそうなるんだが。
 台風は全然関係ないけど家のサーバーPCにつなげているモニターが故障している。実はだいぶ前から電源ボタン押しても画面がつかず、ACを抜き差ししているとつくんだけど、10分以上そんなことに時間を取られるのもあれなので、メインPCからリモートでサーバーPCで入ってコントロールしていた。だけど、そもそもデュアルスクリーンのようにして使っていたのでモニターが使えないのが問題だし新しく買うことにした。23インチの1920x1080で12,980円で買えるんだからいい時代だわね。
 どうも台風が来る直前の金曜日だけ何故か晴れ間が出るようなので、そこで届けてもらえるように手配したんで雨にさらされずには済みそうだ。

合宿でやったゲーム其の参

ボブジテン

 カタカナ語をカタカナを使わずに説明して当ててもらうだけのゲームです。
 トニーが登場すると単語だけしか使えなくなりまるで片言で説明しているようになります。
 一手番前に当てた人(最初はじゃんけんの勝者など)が山札から一枚めくって、残った山札の一番上に書かれた数字のお題をカタカナ語を使わずに説明します。
 残りの人は、一人一回だけ回答権があり、最初に正解した人がお題のカードを受け取り1枚につき1点となります。
 当てられない(全員が不正解になる)ともう一度山の一番上を取って親を続けなければならないので、当ててもらわなければ自分も点数をとる側にいつまでたってもなれません。
 めくったときに山の一番上がトニーのカードだった場合、説明するのに単語しか使えなく(てにをはが使えない)なってしまうので、更に説明が難しくなります。
 その2はトニーの代わりにデイヴが登場して、言葉を発することができなくてボディランゲージで表現しなければいけなくなります。
 何故かプレイすると語彙力が下がったり、ずばりそれを表す単語を知っていたはずなのにでてこなくなったりするのが不思議です。
 中にはちょっと難しい、よく知られていないカタカナ語もあるのでいっそパスしてしまうのもありだと思います。
 15~20分ほどで1ゲーム終わるので気軽に手軽に遊ぶことができます。

ボブジテン

ボブジテン

横暴編集長

 上下に分割された小説のタイトルを組み合わせてバカウケタイトルを作って品評するコミュニケーションゲームです。
 実際のルールではできたタイトルを表に向けていくだけなのですが、私がインストしてやる場合は面に向けるときにキャッチコピーやオビの文句、裏すじ(裏表紙のあらすじ)っぽい言葉をちょっと添えてからめくるというルールで遊んでいます。
 この一言を添えるだけでタイトルから想起される本の内容がぐっと深く入り込んできて一層面白く感じられるからです。
 このルールでやるとプレゼン能力も問われるので、タイトルからにじみ出て自分が感じたおもしろポイントを物語風やキャッチコピー風にまとめる能力が必要にはなりますけど、割とみんなノリノリでおバカなプレゼンをしてくれるので印象にも残ってあとで反芻して話題にするのも楽しくなります。
 最後に最近作られた中で一番印象的だったものを紹介します。

 これはある男の真実の愛の物語。しかもノンフィクション。

           「八十日間」「みてる」

 ただのストーカーやないか~いw

横暴編集長

横暴編集長

二週連続お出かけ

バス旅行in宇宙博犬山城明治村

 22,23日の一泊二日で岐阜県かかみがはら航空宇宙博物館と愛知の犬山城明治村に行ってきましたよ。片道370kmのロングランで帰りの高速降りてからは意識なかったですがw
 行きは東京の某所に集合していつものコースターに総勢16人が乗車。8時過ぎに出発して高速に乗るより早くプシッと飲みが始まるのもいつもどおり。今回も私はホッピー1.5リットル二本+αを密造?して持っていったんだけど、玄関にキンミヤを忘れるという大失態。一日目は夜宿につくまでホッピーは飲めないということになってしまったのでした。まぁ他にも腐るほど酒はあったので問題ないんだけど。
 乗り込むときは雨に振られなかったんだけど海老名SAではだいぶ雲が厚くなってて御殿場あたりで雨の中に突入。ガスってて富士山は全く見えず。帰りは夜だろうから今回は拝めそうになしということに。静岡SAに着いた頃にはピーカンで、怪しい飲み物とかシーチキンコンビーフを物色して一路西へ。もう一回SA寄って14時半頃に今日の目的地であるかかみがはら航空宇宙博物館に到着。
www.sorahaku.net

 かかみがはら航空宇宙博物館はまずいきなりでっかい飛行機のお出迎えから始まり、複葉機だのライト飛行機だの飛燕だの働く飛行機だのロケットだのISSきぼうだのはやぶさ2だの火星ローバーだのと、もう脳汁ビチャビチャな素晴らしい展示で結局閉館近くの3時間ほどおりました。
 飛燕は艦これ脳を発揮してボーキサイトバカ食いだなぁとか、火星ローバーは今仕事で設計しているものの元になっている機構なのでなんとなく食い入る様に見たり。シミュレーター類は私はやらなかったけど、同行者たちはがんがんやってたので楽しそうだったなぁ。どうにも並ぶのが無理ってなってしまって体験しなかったのを少しだけ後悔。
 夕方陽が傾き始めてから屋上の展望デッキに上がってきれいな夕日と上から見る飛行機たちに癒やされつつ、お土産をいくつか買って後にしたのでした。
 宿は普通のビジネスホテルで30分ほどでついて荷物置いて少し休んだら近所の飲み屋へ。なかなかいい雰囲気のお店だったんだけど、どうにもサーブが遅すぎて19時半に入って22時過ぎまでかかったのはちといまいちでした。
 宿に戻って飲みなおすというかゲームをするのに集まってくるまでにシャワー浴びて、人数揃うまでヤードカードゲームをインストと3人プレイ。ボブジテンを始めるくらいのところで人数揃ってきてボブジテンとその2で2卓で遊ぶ。そのうち横暴編集長に変わって1卓になってからはみんなで面白いタイトルを楽しみつつ気づけば1時に。三々五々解散して同部屋のやつと新人との3人で髑髏と薔薇をやって2時半頃に就寝。
 翌日二日目は7時半に起きて朝ごはん食べてプリキュア見てホテルの裏手にあったドラッグストアで酒の追加をして犬山城へ。前日飲みのときに一人合流して、犬山城にいかずに明治村に行く二人と近くの実家に車取りに行った一人が抜けてバスの中は14人に。
 犬山城までは5分ほどで到着。
国宝犬山城

 早速フォトジェニックなお出迎えとか、実家に車取りに行ってるやつが犬山城の城主の家系だったりするので盛り上がる。ただ、どうも明治村に時間がかけたいようなので、犬山城は10時~11時の1時間勝負になったので早速三光稲荷神社へお参りして御朱印をいただき、針綱神社で御朱印をいただき、お土産を買って天守閣へ登り犬山城下や木曽川を一望して私はみんなを置いて城下町へダッシュ。時間的に城下町の参道の賑やかになる入り口ぐらいまでしか行けなくてバスへ取って返す感じの強行軍でした。駐車場の隣だったので犬山神社はちゃんとお参りできたけどw
 そこから30分ほどかけて明治村へ。
www.meijimura.com
 
 まぁ広大で12時前について散策を始めたんだけどひと通り見終わったのが15時半。それもここはじっくり見たいというところを最小限厳選して見て回って、SLも市電も1回しか乗らなかったし。
 ここは基本的にいろんな歴史的な建築物などが移設されているというところで、明治大正頃の風景がそこに切り取られてあると行った風情なのでコスプレイヤーの方たちもいっぱいいた。先に明治村に行った二人も袴の女学生スタイルをレンタルして散策して写真撮りまくるのが目的で、後からもうひとり衣装レンタルの身長制限を気にしていたのが合流して楽しんでいたようでよかった良かった。うちらは同部屋のやつと新人と3人でちゃっちゃと、でもじっくり楽しんで隅から隅を歩き回った。ナイチンゲールさんの写真の前でガチャは引かなかったw
 村内の何処かで昼飯を食べようと思っていたのだけど、結局コロッケとカレーパンを食べただけで済ませてしまった。でもそのどっちも美味しかったのよなぁ。ちなみにこの日に飯っぽいものとして食ったのは朝ごはんとこれだけで、このあとはおつまみものを延々と食べていたのでした。
 16時に明治村をあとに・・・とトラブル発生で謎解きに挑戦していた3人がバスとは遠い方の出入り口付近にいるのでバスで迎えに行くことに。なかなか連絡が取れず、合流できたのは16時20分頃でした。そしてここから猛烈なタイムアタックが始まるのです。
 と、その前に最後の補給をしてつまみを買い込む。この頃はまだまだがんがんお酒飲んでこの旅行を振り返って楽しく喋っていたのですが、ホッピーを飲み切り、つまみもだいぶ消化し、ビールも尽きる頃には私は夢の中へ。大渋滞にハマるのでルートをどうするかってところで一旦SA寄ったときに一度起きたけど、箱根越えはうつらうつらしてて寝たり起きたりでした。気づけば都内某所のスタート地点すぐ近く。時刻は22時半とかなりの長時間移動になったのでした。
 ちょっと駆け足気味なところもあったけど、今回も満足度の高いバス旅行だった。ボドゲ合宿もバス旅行も今年は二回ずつあってしばらく旅はいいかなとも思うし、温泉には行きたくなるだろうなぁとも思うのでした。

合宿で遊んだゲーム其ノ弐

センチュリー:イースタンワンダーズ

 センチュリー三部作の第二弾にあたるインドネシアの海を舞台にした交易を行うゲームです。前作スパイスロードの一部コンポーネントを混ぜて大航海時代ルールで遊ぶこともできます。今回は通常ルールの紹介。
 ゲームの目的は島々に取引所を建てて商品を交換し、港にある得点タイルに描かれた商品を持っていき、誰かが4枚得点タイルを集めたらゲームが終了、得点タイルとプレイヤーボード、ボーナスの合計点が最も高い人が勝利です。
 六角形の海タイルをランダムに組み合わせて舞台となる島々を作ります。四隅に港と準備した得点タイル山の上から1枚ずつ港の上に得点タイルを置き、ボーナスタイルを種類ごとにまとめておけば準備完了です。
 プレイヤーは手番に船を動かす->1つアクションをするという順で行動できます。アクションは取引所の開設、市場での取引、収穫、港で得点タイルをとるのうち一つだけ行うことができます。
 船の移動は基本一歩ですが、取引所の開設によるボーナスで一歩増やせたり、船に乗っているキューブを1つ置いていくことでそのタイルを通り過ぎたりすることができます。
 アクションの取引所の開設はゲームの肝で、自分の取引所のない島では市場での交換ができないのと、すでに開設されている分のキューブを置いていく必要があるので早く開設するほうがお得になります。プレイヤーボード上の左側から順に取り除かれて置かれる取引所が縦に一列置かれるごとにボーナスタイルももらえるので、ゲームの序盤は取引所の開設合戦になります。市場での交換はスパイスロードの手札プレイと同じで島に描かれているレートで交換が行なえます。収穫はどこでもジンジャー2個が入手でき、ボーナスタイルによってチリ1個が追加で入手できるようになります。船に得点タイルに描かれた商品が乗っていれば、港で得点タイルと交換することができます。
 これを繰り返し得点タイルとプレイヤーボードの点数、ボーナスタイルの点数の合計が最も高い人の勝ちになります。
 スパイスロードをうまくボードゲームに落とし込んだ非常にとっつきやすいゲームになっています。船の移動や取引所の開設などのボードゲーム特有のダウンタイムは発生しますが、カードを取ってはつめて取ってはつめてというよりはボードゲームで遊んでいる感が感じられて、私はこちらのほうが好ましいと思いました。
 一番価値の低いジンジャー(黄キューブ)がいたるところに積まれる絵面はちょっと面白かったです。まるでこの辺の通貨単位がジンジャーなんじゃないかと思えるくらいにはw

センチュリー:イースタンワンダーズ 完全日本語版

センチュリー:イースタンワンダーズ 完全日本語版

シャドウレイダーズ

 三つの勢力に分かれてそれぞれの勝利目標に向けて、敵を探り味方を見つけ、アイテムやイベント、直接攻撃して自陣営(または自身)を勝利へ導きます。シャドウハンターズのリメイクでコンポーネントがコンパクトになって絵柄もマイルドになっていますが、ほとんどのルールや構成がハンターズのままなので同じ感覚で遊べます。
 ゲームは6面ダイスと4面ダイスを振って出た目の合計と同じ値の書かれたエリアに行き、そこで指定されたアクションを実行します(大体は任意)。次に同じエリアか左隣にのエリアにいる相手を攻撃することができます。基本はこれを繰り返していくことになります。
 アクションでは探索、白、黒の3種類のカードを引いたり、ダメージを与えたり回復したりが主になります。
 探索カードは誰か1人に対して「〇〇ならば××をしろ」といったリアクションを求める内容が書かれていて、それで正体を探ることになります。
 白、黒のカードは装備やイベントが書かれていて、装備なら常に効果が発揮されたり、イベントならダメージを与えたりなど様々な効果があります。
 勝利条件はレイダーは全シャドウの殲滅、シャドウは逆に全レイダーの殲滅(人数が多ければシチズン3人を倒す)で対になっている他、シチズンはそれぞれに勝利条件が書かれています。
 それ以外に各キャラクターごとにHPが違ったり特殊能力を持っていたりします。ほとんどの特殊能力は正体を明かさなければ使えませんが、ウルリッヒのように探索に対して嘘がつけるといった正体隠したまま発動する特殊能力もあります。
 ゲーム自体も単純で、探索と普段の行動から陣営をすばやく見抜いていくことが肝心になります。まぁ私はウルリッヒでゴードンっぽい動きをするのは結構好きですけどねw

シャドウレイダーズ

シャドウレイダーズ

合宿でやったゲーム其の一

テラフォーミングマーズ

 各プレイヤーは火星を地球化する事業に参画する企業となって最も地球化に貢献することを目指すゲームです。
 ゲームは全員が共通して開発していく火星表面をヘックスで区切った火星ボードと、自分の企業の資金(クレジット)や生産力などを表すプレイヤーボード、イベントや施設などのプロジェクトカードの大きく3種類のコンポーネントがあり、プレイヤーボード上の各資源や資金、生産力でプロジェクトカードを入手、プレイして、火星の開拓を行うというゲームの流れになります。
 酸素濃度、気温、海洋面積(水タイル)の3つのグローバルポイントがあり、基本的にはこれを上昇させることでTR(地球化レート)が得られて、最終的にこの3つが最大値になった時にゲームが終了してボーナスを含めて最も高いTRを得ているプレイヤーの勝利となります。
 一つのラウンドは4枚のプロジェクトカードを引いてうち欲しいものを3MCで買って、7種類のアクションから人手番2アクションまで行って全員がパスするまで繰り返し、残った電力を熱に変換して、生産力でクレジットや資源を産出するという流れになります。
 アクションの例としては手札のプロジェクトカードをコストを支払ってプレイして様々な効果を得たり、持続効果を使ったり、標準プロジェクトを実行したりなどになります。重要なのはグローバルポイントを上げることですが、自身の生産力を上げたり他の企業を邪魔したりとやれることは様々です。
 非常に多様なプロジェクトカードが有り初プレイだとどうしたらいいのかわからなくなることもありますが、酸素濃度と気温と海洋面積を増やすということが得点(地球化レート)に直結しているので、今できる最大得点行動にならってプロジェクトを進めていくことが得点を伸ばす秘訣なのは他のゲームとも変わらないと思います。
 とっつきにくさを超えた先には火星を開拓するロマンを感じられる良作ゲームだと思います。

テラフォーミング・マーズ 完全日本語版

テラフォーミング・マーズ 完全日本語版

スコットランドヤード:カードゲーム

 村の人生や脱出:ザ・ゲームなどを手がけたブラント夫妻による、名作スコットランドヤードのカードゲーム化作品です。
 すべての刑事が脱落するか山札が尽きるまでにプレイヤーの中に潜むミスターXをあぶり出して白日のもとにさらけ出すのが目的です。もちろんミスターXはそれまで逃げ通すことが目的になります。
 どこにいるのかを探るのではなく誰がミスターXなのかを探る正体隠匿ゲームになっていて、チケットによる移動はチケットによるアクションに変わっています。
 正体がバレたあとも刑事たちとミスターXの攻防は続き、ミスターXは更に強力なアクションが行えるようになります。
 ゲームの展開は早く、正体がバレた後の攻防はかなりスリリングなものになります。そして時にまたミスターXは正体を闇の中に溶け込ませてしまうのです。
 題材の消化が素晴らしくまとまっていて、スコットランドヤードらしさを感じることができます。どちらの陣営もいろいろな戦略が考えられますが、正体が割れずに疑心暗鬼なうちは捜査で手札を確認に行くのが優先になるでしょう。正体がバレればどんどん手札を抜かれるので4枚引きや、まだまだ早い段階ならまた隠れてしまうのもいいかもしれません。
 不思議と2,3戦したくなる手軽さと面白さがあるので良作なカードゲームだと思います。

スコットランドヤード カードゲーム 日本語版

スコットランドヤード カードゲーム 日本語版