ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

プレゼンテーション

某コミュの某トピにて初心者にボードゲームをどうやって紹介する?というのがある。さて、プレゼンテーションをするにあたってまず意識を共有するために言葉の意味を定義しておく。
「どうやって紹介する」の部分は本論なので問題ないけど、「初心者」と「ボードゲーム」の部分は実はかなり曖昧な言葉だ。初心者の定義を「ボードゲームを知らない、興味がない」「あまり知らない、興味がある」「知識とプレイレベルが初心者、興味がある」くらいに分けてみよう。次にボードゲームの定義は「いわゆるドイツボードゲーム(ドイツ製じゃないのもあるけど)」としておく。UNOやモノポリー、オセロ、将棋、人生ゲームなんかは、例や比較には引っ張り出すけど、紹介仕様としているのはドイツボードゲームというものだということで。
まぁ簡単に論構成をただしておくと、あるレベルの初心者にはドイツボードゲームをこうやって紹介すると言った感じか。初心者のレベルを3つに分けたので、3つの方法をあげる。あ〜、ここまでは硬っ苦しいけど中身はできるだけ砕けて書きますんでw

基本的にはこういう人にこちらから紹介することはないと思うけど、興味無いなりに趣味ボドゲって何?くらいの喰いつかれ方をしたら、オセロとか人生ゲームじゃなくて、主にドイツのボードゲームだよと返すかなぁ。そんで、ドイツってボードゲーム大国なんだよと注釈しておく。
ここでこれ以上食いつかないことがほとんどだと思うけど、どんな違いがあるのか聞いてくるようならば、ルールも難易度もテーマもものすごい数あって一言では言えないけど、子供向けから大人向けまで、ライトなものからマニアックなゲーマー向けのものまで、風変わりなパーティーゲームっぽいものもあるよ。くらいの返しをするかなぁ。
さらに具体的に「私でもできそうなのある?」と興味なし->興味が湧いたになったら次のレベルの初心者と同じ紹介のステップへ進めば良いのかなと。

  • 「あまり知らない、興味がある」初心者に紹介する方法

このレベルにはちょっと具体的な話をしていく。その人、その人達の構成にもよるけど、いくつかのお勧めゲームを例に、もしくは実物をもって紹介するかな。
小箱系カードゲームの中からコロレット6ニムトマンマミーヤといったルールは比較的簡単だけど、ギミックが面白くて勝ち抜けや負け抜けのないものを紹介。しかもこのへんは年齢的なものも男女でもあまり関係なく楽しめる。年齢層が高くて人数が少なめなら交易王くらいのものもいいかも知れない。カードだけじゃなくコインやキューブといったコンポーネントがあるのでボードゲームっぽさが出てくるし。
カードゲームよりもボードゲームっぽさを強調して紹介する場合は、もっとホイップをとか髑髏と薔薇、クワークルなどや、ちょっとついてこれそうな雰囲気ならカタン、ブラフ、カルカソンヌあたりまでならいけるかな?まぁ年齢層が低いならHABA系のでサイトシーイングや千とひとつの宝物とかがお勧めかも。イチゴリラもいいかな。
このくらいのものに興味を示してくれれば、あとは次のレベルだ。ちょっとハードルが上がる。子供にはこのへんから次はアクション系やらコンポーネントが面白いものに移っていって、チャラいこの場でこの程度まで興味を持った層(次には繋がらなさそう)なところにはスティッキーやらオシャレ感漂うものを紹介するのもいいかも。

  • 「知識とプレイレベルが初心者、興味がある」初心者に紹介する方法

このへんはもう基本的にボードゲームをやりたいけど、あまり難しかったり長時間だったりするものはやったことがなく、やっても1,2度で勝ち筋もあまり見えなかったので尻込みしちゃったって層なので、いきなり18XXとかプエルトリコとかアクワイアをやらせるのはどうかとも思うけど。思うに、賞取ってるものを持ってくるのはいいかなと思う。クワークルのようなものはもう1レベル前でも楽しめると思うし、ドミニオンだったらまず基本でやってみたり、キャラ物好きならたんとくぉーれのような小難しくない派生をやるとか、カタンカルカソンヌはやったことあるってぇならストーンエイジでもいいし、7Wondersもいいかも知れない。
実際インストする段になっては、このゲームはどんなテーマで、どんなギミックがあって、なにを目指せば勝ちなのかをまず一通り説明してから、本編のインストをするといいと思う。とくに、ゲーム中に点数が入るのか、ゲームの終わりに集計するのか、どのくらいの点数を目指したらいいのか、勝ち抜けや負け抜けがあるのかなんかを伝えておくのもいいかも。あと注意点、よく誤解されてしまう所、ややこしそうな所などをケアしてインストする。インストそのものが紹介になるとも思うし、インストは自分の再確認でもあるのでかなり有益だしねぇ。今後紹介するポイントをつかむのにもインストは良い。


まぁ適当だがこんな感じ。実際にはやっぱりプレイするのが一番かなと思う。インストだけして接待プレイはしないというのもいいかも。それならレベルがあってる場合も多いだろうし。興味のレベルはバラバラかも知れないので、あまりに単純すぎるのは避けたほうがいいかもなぁ。