ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

プリキュア考 その1

なんとなくのプリキュア考を何回か書こうかなと。今回は無印とMH。

記念すべき第1作である。なんといってもおにゃのこ2人が格闘戦をメインに戦う魔女っ子モノという、ものすごいピーキーな内容で、最初は実はあまり好きじゃなかった気がする。というか、7年前に見てたときが一番アニメを見ている本数が多い時期で、非常に穿った見方をしたり、批判的だったりしてたからだと思う。あと、未だに多少はあるんだけど、必殺技が光線なのが気に食わなかったのかな。
それにしてもOPから女の子向けとは思えないワードが散りばめられている。絵的にもアクション中心で、プリキュア動き、プリキュア回転と言えるほどのインパクトがある。恋愛要素はのぞみやラブほどではないけど、なぎさがその役を担っていた。ほのかもキリヤとのそれに近い要素はあったけど、やっぱり2人の百合要素の方が大友にはクローズアップされちゃったかね。
学校の描写もシリーズの中では多く、流行りものの電子玩具も生活空間に近いもの、育成要素があるといった特徴はすでに実装されていた。
よく取り沙汰される8話での初めての名前呼び捨て合いは、それまでの過程の描き方も良かったし、8話自体もすごく良いので、美化して覚えてるというよりはちゃんと良かった話としてみんな覚えている、珠玉の回だとは思う。
爆風に飛ばされて空中歩行、鉄骨三角飛び、倒れた相方を片手で引き起こすといった黒白といえばこれというシーンが有るのもすごいことだと思う。今後のシリーズに受け継がれる無駄な回転からの格闘攻撃とか、重力を使った空中殺法とか、エポックメイキングであることは間違いない。
ちなみに未だに一番好きなのは無印。今度出るSHフィギュアーツも購入する予定。

基本的な設定は同じ、無印のその後として描かれて、OPも歌詞は一緒でVerMHになっているだけとどちらかと言えばセーラームーンと同じ2期への引き継ぎ方をしていると思う。シャイニールミナスことひかりが加わったことで、アイテムによるパワーアップだけでなく、援護・強化呪文的にパワーアップするというバリエーションが増えた。
それでもやはりまだ二人という要素が強くて、百合度合いが加速している気がする。一応藤Pとの恋愛要素もそこそこ描かれたりしたけど、なんか百合要素を引き立たせる当て馬感もあるし。
無印、MH通してチト残念なのはあまり魅力的な敵がいなかったこと。無印前半のキリヤとポイズニー、最初の敵ピーサードくらいしか印象がない。MHになるとひかる(謎の少年)のお付きのザケンナーがいい味出してたくらいで、基本はジャアクキングの前座感が強い。実は真の姿はジャアクキングでしたってのもあるし。
基本プロットはほとんど無印と変わらず、ひかりとの関係がプラスされ、アイテムとマンパワーの追加って感じ。個々のエピソードの面白さで勝負してた感じは無印からやはり引き継がれてたかな。この後に続くSSではこれにキャラクター性を加味してくるわけだけども。