ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

ものがたり

サマーウォーズを初日に見に行ったのでなんの気遣いもなく感想を見て回れる。ネタバレしててももう見てるから安心。そんなこんなで4、50件の感想を目にした。
で、これより下はまだ見てない人はちょっと見ないほうがいいかも。






















絶賛されてなきゃいやだ!ってわけじゃないけども、比率的に良い、大変良いと評されている作品の感想の中になんかどうにも批判するために粗をつついているものも見受けられた。
デジモンの僕らのウォーゲーム(だったっけ?)のパクリ(リメイクだ)と評している人も少なからずいたが、プロットに似通ったところはあるけどどちらも使い古されたハプニングやご都合主義に通ずるもので、鑑賞した後の感覚というか気分はまったく違う味わいだった。デジモンはなんか格好良かった感動したって感じで、サマーウォーズはスカッとした感動したって感じ。個々のギミックや見せ方が全然違ったので似通ったプロットの部分はよくある展開という脳内処理が行われたのだなぁ。
あと、結局主人公も天才、ヒロインも天才、勝負は元気玉じゃないかということについて思うことを述べると、主人公やヒロインが本当にただの人で何も出来ずに物語を傍観し続けるような作品は駄作に成り下がるか、そういう狙いの作品じゃないと意味ないよな。物語は動いていかなきゃいけないのに、ただ夜伽話を聞いてるだけのような主人公やヒロインで、サマーウォーズみたいな主題の話を動かせるわけがない。主人公とかヒロインて言う存在はそういう存在だと思うんだよねぇ。
元気玉については広げた風呂敷たたむにはけして大仰じゃない元気玉だったと思う。ミニマムな食卓から電話や手紙、そしてマクロなネットワークというものがつながりとか絆のメタファーとしてうまく機能していたと思うがなぁ。
まぁ娯楽映画なんて見るときの気分や自分の置かれている環境なんかで印象が変わるもの。微妙に感じてしまった人はもったいなかったねという感じ。私はいい具合に楽しめたので良かった良かった。多くの人が楽しめるといい映画だなと締めておこう。