ドリル帝国ブログ

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スマイルプリキュア! 総括

軽く1年を通しての感想のまとめを。プリキュアって作品はどれも大体フォーマットが一緒で、ある側面的に玩具販促アニメであるというのが根本にある。そのフォーマットに乗っとりつつ親も見て安心、子供が見て楽しいというのが大前提の作品だ。そこを横から大きなお友達も見て楽しめるくらいがちょうどいい。プリキュアだからという普遍的な目で楽しめるようになると、プリキュアという作品のブランドが見えてくるんじゃないかなぁ。
さて、スマイルプリキュア!だけど、オールスターDXシリーズ大塚隆史監督の作品である。最終回なんてまんまDX3だったんだけど、そんなことを覚えている、知っているのは一部の大きなお友達だけで子どもたちは認識してないだろうねぇ。友達との別れとか決断とか別れても変わらない関係とかってのは、我々は何度か実体験しているけど、ほとんどの子どもたちはまだ体験してないことだったりするんだよね。
スマプリ自体はかなりコメディーに力を入れた作品だったと思う。シリアスはとことんシリアスだったり、恐怖の対象はとことん怖くブキミに描いたり、三ツ矢雄二の演技が素晴らしかったりと相対するものがあったからの面白さ明るさってのがあるよねぇ。
ただ少しメルヘンランドが後半にじみ出て来なくなっちゃって、地球ヤバいばかりになっちゃったのはもったいない。まぁロイヤルクイーンがすでに死んでたのもあるけど、後日譚でも触れることなく終わったしなぁ。まぁ断絶しているという引きだったんで、キャンディー戻ってきてからメルヘンランドの様子をしゃべるとかでも良かった気がするんだけど。
全体的に5人+淫獣がアホベースだったのが良かったのかなぁ。シリーズ構成もうまかったというのもあるか。思い切って振り幅大きく取ったのが功を奏している感じだ。プリキュアはどれもナンバーワン作品だったと思っているので、今回のスマイルプリキュア!も面白かった。ドキドキ!プリキュアにいいバトンが渡せたんじゃなかろうか。