ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

一段落

さて、サボりまくった日記再開。何とか無事に忙しい日々を乗り越えたんですが、この先もまだまだ面倒なことが待ち構えててうんざりなのですよ。
さらに再就職手当てがいまだに入らなくて貧窮しております。つか、こうならないために出して欲しいものなのに、これが出る前に年金3か月分の請求だとか税金1期分の請求だとか一度によこしやがって・・・あと敷金と家賃の支払もあるので、もらった給料が一気に消えましたよ。いつ出るかわからないのでしばらく清貧に暮らします。出たら出たで一気に楽になるけど引き締めなくてわ。
サボってた間にボドゲ会2つ。1つは高円寺で火事があった日にその商店街の向こう側で、もうひとつは内輪のボドゲ部で。
高円寺の駅出たらなんだかすごい消防車とパトカーの列。すでに火は消えてたのだけど商店街が封鎖されている。商店街のどこかに入って朝飯をと思っていたのに仕方なく711で肉まん買って食べました。
4つほどゲームをやって、やったことなかったのは3つ。ユーコンカンパニー、パプア、ラストキャメルが初プレイで、フォーミュラDは中級でやりました。

アルハンブラ作った人の同人作らしく、カードが反ったり手作り感あふれるおもむき。ユーコン川の上流の町で仕入れたものを下流の町に売りに行って儲けを競うゲーム。値段が4段階あるカードには「仕入れるもの/売るもの」「売り先」「起こすイベント」が書かれていて、フェーズごとに内容が変化するので、仕入れに使っちゃうと売り先の投票で使えないなどのジレンマが生まれます。
フェーズはカードの補充、カードの購入、品物仕入れ、売り先投票、イベント選択と品物売却、イベント発生、相場変化、カード整理といった感じ。カードは価値1〜4が1枚ずつと前のラウンドに残した2枚の6枚が手札になって、さらに買い足したければ価値分の金額を払って2枚まで買い足せます。結構4点は重いので出来るだけ買わずに済ませたいところ。
品物の仕入れは、価値1のカードには1個、4なら4個で6種類の品物がランダムに書かれていて、買い相場的には安いものが欲しいのだけど高いものと混在してたりしてままなりません。しかも次の売り先は投票なので、倉庫にある品物、手札にある売れる品物の組み合わせの書かれたカード、売り先の相場などで本当に大変なことになります。
売り先が投票で決まると、何を船に積むのかを決めつつ、どのイベントを起こすかの投票も同時に行います。このイベントで積んだしなや倉庫の品がパーになったり高く売れたり、まったく売れなかったりするのでまた大変です。そして相場が変動して次のラウンドになります。
限られた手札1枚1枚に全ての要素が書かれていて、どこで使うのかの選択を迫られるのが非常にいいジレンマを生んでいます。ただ、イベントが1つずつしか起きないのにイベントカードの枚数が多くて、終了フラグイベントが登場するまでたぶん4時間ぐらいかかるんじゃないでしょうかね・・・。今回は私が90点行ったところで2時間、10ラウンドくらいで協議終了しました。でも、こういった作品は機会に恵まれないと遊べないので、すごくいい経験になりました。あのカードのジレンマは今後オリジナル作るときの参考にさせてもらいたい感じですな。

  • パプア

一人じゃ動けないすごろくといったゲーム。食人族に釜茹でにされているところから浜辺の船まで逃げるという内容。しかも船は一人乗りで、自分の持っているコマは4つ。そして道中は2色(2プレイヤー)以上の団体で無いと動けないというのが面白い。
道中は普通のマスとスタートに戻るマスと足止めマスの3種類。(○普通◎ストップ●スタートへ)○○○◎●○○こんなことになっていることが多く、団体で動く必要があるのでうまく踏まないように進むのが難しい。半分過ぎてゴールが近づいてくると団体の中から2、3人だけで進んで他を置いていったりすることもできるので気が抜けません。
最後は数ターンぴったりの目が出なかった人をよそに、漁夫の利でぴったりのダイス目を出して勝ったりしてて盛り上がりました。テーマとシステムがものすごくマッチしてて、一人ではジャングルを抜け出せないけど多すぎれば邪魔だし、生き残れるのは一人だけだというのが見事に表現されてました。

  • ラストキャメル

対象年齢が少し低めのこれもすごろく系のゲーム。自分のラクダをそれぞれカードで秘密裏に決めて、そのラクダが最後にゴールするようにするゲームです。千夜一夜物語の話にあるようですね。
ラクダはそれぞれ4色中2色の組み合わせになっていて、6頭がかぶらない色の組み合わせになっています。とはいえ片方の1色は3頭にかぶっているのであからさまにはどのラクダが誰のなのかはわからないようになっています。
特殊なダイスを2つふって出た目の色のあるラクダを1マス動かすのですが、先行しているラクダがいるマスに止まると、そのマスにいるラクダの数分追加でマスを進めることになります(そのあとは追加で進みません)。他にも好きな色を進める目と好きな色を戻す目があって駆け引きがあります。先行しすぎを防止するオアシスマスなんかもあって、大味になるのを防いでいるのもいいですな。
対象年齢が低めな設定の割りに大人でも十二分に駆け引きできる良ゲームでした。

  • フォーミュラD

ピットに入らずイケイケで走った人が1位2位。ゴール直前で止まった1位にスリップでつけば逆転する2位の出した目が1多くて逆転できずの展開がなかなか熱かったです。ちなみにこれもすごろく系のゲームだよなぁと。


うぉなげぇ。続いてボドゲ部。終始4人だったので2人のときにサンファンとグースカパースカをやって、あとはボーナンザ、マンマミーヤ、マーチャントギルド、ラー、ドミニオン:海辺、サンファン、交易王をやりました。
ボーナンザ、マンマミーヤは古きよきカードゲームで初心者とか軽いセッションにはもってこいですな。マーチャントギルドもそこそこ好評。でもやっぱり値段が高いという話でした。ラーは楽しんでもらえた様子。ボードゲームらしいボードゲームクニツィア先生なのでまぁさもありなんですが。ドミニオンは2回やってばばぁがウザイのと海賊船がやばい感じが。サンファンは名作なだけあって受け入れやすかったようですが、初心者向きではない感じ。交易王は思わず中盤までのふがいなさにじんわりと別人格が現れてステルスモードになり、気がつけば初めて80点オーバーで勝利しましたよ。
ボドゲ部の年内の定例会はこれで終わり。まぁ軽めのカードゲームはことあるごとに持っていくので年内まだまだ遊ぶ機会はありますが。冬のお祭り本番もホテルや詰め所でやってるだろうしね。