ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

G戦場ヘヴンズドア

遅れましたが、今回もまた「放蕩オペラハウス」さんのオタネタ百物語に乗っかってみます


オタク3、パロディ1、シリアス5、ギャグ2、痛さ4、好きさ4


有名漫画家の息子が天才少年漫画描きの同級生と漫画家を目指す・・・
でもここにはいろんな運命の糸が絡まりまくってるわけですが
とにかく予定調和になりかねないほど、狭い狭い相関関係なのだけど
そのかかわりの距離感が世界を窮屈にしないつくりは面白い
漫画に対する指南とか心構えよりも、その世界でどう高みを目指すのか
どうやって関係を作るのかといったところに主眼が置かれてる
痛さが各所にちりばめられているんだけど、最終的にはほぼトータルで癒される
そういう救いのある部分も読後感にいい清涼感になっている