ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

れびゅる

行商の時代

 A.I.Lab.遊さんの作品は航海の時代から好きでチェックしてて、先日のゲムマで狩猟の時代~大河の恵み~と一緒に予約して入手した。簡単にゲームの説明と感想をば。
 4種類の荷物があり、それぞれを生産できる都市とそれらを出荷しに行く流通都市(後に入手もできる)とを移動して、積荷して、出荷して行くゲーム。
 生産都市4つ、流通とし5つを並べ、自分の商館1つと荷馬車を置いてゲームが始まる。
 手番は2アクション(自分の商館がある場所で手番が始まったら3アクション)で移動、積荷、出荷のいずれかを自由に組み合わせて行える。
 移動は一つ隣の都市へ馬車を移動する。
 積荷は生産都市ならその都市の生産物を1つ馬車に載せることができ、その都市の自分以外の出荷エリアにほしい荷物があるならそれを1つ載せることもできる。
 出荷は場に6枚並べられた注文カード(と特注カード)に描かれた都市に描かれている荷物を置くことでその注文カード(と宝石)を入手することができる。手に入れた注文カードは点数の他、裏には荷物1つ分の馬車が描かれていて積荷を増やせるようになる。さらにこなした注文書の数などで商館が建てられる。
 ゲームはfinカードが出るか、特注カードが5枚獲得されるか、いずれかのプレイヤーが商館を4つとも立てたかのいずれかのラウンドでで終了して、注文カード、特注カードに書かれた点数の合計と宝石の点数を合計して最も高いプレイヤーが勝利となる。
 個人的にはだけど航海の時代や狩猟の時代を遊んで受けたほどの衝撃はなかった。というのもセンチュリー:スパイスロードとセンチュリー:イースタンワンダーを混ぜて遊ぶルールに割と似てるなと感じたからなんだけど、遊んでみると後々になるにつれ入手できる荷物が盤面にばらまかれて拡大再生産が加速するところが爽快だった。古い注文(一番左とその右隣)には宝石のボーナスがあるんだけどこれはスパイスロードも全く同じルールがある。積荷が4種類なのも同じだけどこのへんはまぁよくある構成だし、荷物の種類で価値の差はない。ストックが9個(4人の場合)しかないので生産都市で生産されず出荷されておいてあるものを積みに行かなければならなかったり(しかも自分の出荷した荷物は取れない)するので安易に連鎖的に出荷できなかったりするのも面白くはある。スパイスロードやイースタンワンダーが価値を上げ下げしながら商品の種類を揃えるのに対して、積んでは移動して出荷を繰り返すので物々交換というよりは荷運び屋といった感じなのかなぁと思う。盤面を組み替えてのリプレイ性の高さもいつもどおり。手軽で結構収束感もいいのでやっぱり面白いゲームを作ってくるなーというのが最大の感想。
gamemarket.jp