ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

今日の日記はいやに長い

平成の終わりの最終回

 土日休みをもぎ取ったのに戦隊&ライダー映画の予約を入れ忘れて、小さなボドゲ会をやる土曜日の朝イチの回に席とって見に行った。その後は自宅での小さなボドゲ会をやって、近所のつけ麺居酒屋にいって予定を遥かにオーバーする長呑み。翌日曜日は某裏方の直前集会があったので朝から掃除洗濯。集会行ってまた打ち上げで飲み。月曜の朝に古い書類の詰まった箱を捨てる作業があること忘れてて午前半休にすればいいかと二次会までいたんだけど、思い出しちゃったので今朝はちゃんと来た。眠いわ作業で完全に毛穴開くくらい汗かいたわで今週がボロボロでスタートしたのでした。

ビブリオス

 最初3人しかいなかったので3人で面白いゲームの私の中での代表格であるビブリオスを2回やった。寄進フェイズと競りフェイズの2段構成になっていて、5色ある分野ごとのマジョリティをとって、ダイスで示される点数をゲットするというのが目的。
 寄進フェーズは手番プレイヤーが山札から1枚めくって確認し、自分の手札に入れるか、競り山にするか、他のプレイヤーに渡すようにするかを決めていく。1枚毎に判断しなければいけないので、競り山や他のプレイヤーに流した方が自分の手札に入れたカードよりも良かったなんてことも起こる。後の競りフェーズでは1~3のお金カードで分野カードを競るので欲しいですが1~4の数値を持つ分野カードも手札にもっておきたいのでジレンマも発生する。分野の価値(ダイス目)を帰る教会カードは取ったら手札に入らず即座に価値を変える。もちろん競り山に仕込んでもよい。今回は初プレイヤーがいたので競り山に積むのはオープンでやった。まぁどう積んでおくのか、仕込んでおくのかも勝負の面白さなんだけど、クローズでやると1とか教会ばかりになりがちで手札で完結しがちなのであえてオープンで積んだ。
 山札が尽きたら競り山をよくシャフルして競りフェーズに。手番プレイヤーが1枚めくり、左隣から競りをスタート。分野カードと教会はお金で、お金カードは裏向きに捨てるカードの枚数で競りを行う。競りはオーソドックスな1人以外全員パスするまで値段を釣り上げていくやつで、特に難しいこともない。自分の手札と相手の動きでどの分野を狙っているのかを見極めて、教会カードで価値を上げ下げして行く。
 競り山が尽きたらゲーム終了。各分野ごとのマジョリティーを比べて数値の合計の大きいプレイヤーがその分野のダイスをその目が点数として得る。同点だった場合はよりAに近いマークの入ったカードをもっている方が勝つ。こうして全ての分野の得点を合計して最も高い人が勝つんだけど、今回2戦目は3人共5で並んだので、最後の所持金の差で負けてしまった。1戦目は5分野中4分野取って勝ったんだけどね。

ビブリオス:中世の写本師 日本語版

ビブリオス:中世の写本師 日本語版

プラネットメーカー

 12面体に地形タイルを貼り付けて生き物を住まわせる星を作るゲーム。ファミリーゲームとしてもワイワイと遊べるし、じっくり戦略練って競うのもいい塩梅でできる。
 全12ラウンドで1~10ラウンドまで5枚ずつ裏向きに地形タイルが並んでいて、3ラウンド以降にはあらかじめどんな動物が出てくるかが一覧できるように並んでいる。ゲームの最後に地形の数で最高10点もらえるボーナスカードを秘密裏に受け取ったらゲーム開始。
 手番プレイヤーは地形タイルをオープンしてそこから時計回りにタイルを取っていって自分の惑星に貼り付けていく。それが終わったら3ラウンド以降は動物が住み着く条件の中で一番数が多いプレイヤーが動物カードを貰える。ただし同数が複数いた場合、その動物は次のラウンドに持ち越しに。
 動物の住みつく条件は「1種類の地形が複数エリアある」「A地形に隣接する最も大きなB地形」「A地形に隣接していない最も大きなB地形」と言った感じで、最初のは他の条件とトレードオフっぽいけどエリアの大きさを比べる方は隣接の有無さえ気をつけていれば結構コンボのように勝ちを譲らなくなることもある。
 全12ラウンドが終わったら動物カード1枚につき2点、ただしボーナスカードと同じ色のカードは1点、ボーナスカードは地形の数を自分の惑星で数えて超えていれば2~10点入る。合計の一番高い人が勝ち。氷やら砂漠の多い厳しい環境の星ができたり、バランスのいい星ができたりと最後にできあがった星を見るだけでもなかなかいい感じである。

プラネット・メーカー 完全日本語版

プラネット・メーカー 完全日本語版

狩猟の時代

 ちょっと変わったワーカーの動きが特徴の原始時代をテーマにしたワーカープレイスメント。今回のゲーム会でやらせたかったゲームであり、大好評となったゲームでもある。
 8つの狩場と自分の部族が住まう土地の個人ボードがある。酋長が二人と部下が一人最初にあってそれを狩場に配置してクマ、マンモス、緑麦、金麦、ぶどうの食料と石貨を取ってきて、個人ボード上の洞窟(食料貯蔵庫)を掘ったり、部下を増やしたり、狩場に小屋を立てたりする。点数の大半は個人ボード上の発展が進むと開く点数と、狩場に小屋を立てるとその場所によって入る点数が見えているのでお互いの動きを注視しながらすすめることが割と容易なところがとっつきやすい。どの行動すれば点数が一番高くなるのかが読めるということでもある。
 手番では狩場に部下を引き連れた酋長を置くか、すでに置かれている酋長とその部下を戻すかを行う。酋長は二人から増えないのでふたりとも置かれてたら戻すしかないのだけど、このゲームでは置いたときと戻るときに酋長のいるものがもらえるので色々と戦略が出てくる。
 狩場にはいくつかのスペースが有って、左から順に置いていく。狩場は右側のほうがいいものが取れることが多い。部下を連れて行く場合酋長は一番右側になるので、部下の数が増えれば右側の良いものに届きやすくなる。すでに狩場に他の一団が置かれていた場合(例えば5この狩場スペースが有る場合aA□□□)後から来た一団が先の一団を右に押すことになる(bBaA□)。この状態でAの一団が戻ると左側よりもいいものがもらえることがある。逆に今それはいらないというところまで押されてしまうこともあるけど。
 狩りが終わったあとは発展ができるなら発展を1回だけ行うことができる。ボードに描かれたコストをストックに戻して貯蔵庫である洞窟を開けるとボーナスが貰えたり、人を増やしたり、小屋を建てたりする。小屋は建っている狩場に狩りに行くと小屋の建っている場所の資源も得ることができる(例えば4個先のマスがマンモスでそこに小屋が立っていて1個めはクマの狩場に酋長を置くとクマとマンモスがもらえる)。
 これを繰り返して誰かが小屋を5件建てきるか、ボード上に描かれていない点数を得て(狩場で取ってくることはあり)10点以上に点数トラックが進んだときにそのラウンドでゲームは終了。最も点数の高い人が価値。
 なんと言っても配置したときと戻したときに手に入るものが変わっていることがあるという程よいプッシュや中抜けでの調整や嫌がらせもできて、プレイインタラクトの絶妙な加減が面白い。ルールも簡単で見通しもいいのでサクサクお手軽に遊べるけど、先述のワーカー配置と回収と押すという現象の妙でかなり面白いワーカープレイスメントになっているなと。狩場は複数種類あるので組み替えることでのリプレイ性も高いのはさらに良いし。
gamemarket.jp

マイ・リトル・サイズ

 最後はマイ・リトル・サイズでクールダウン。サイズの要素を程よく残してファミリーゲームにしてあるのと、ゴールが目標のうち4つにトロフィーをいち早く置くことなので少し出遅れちゃうと追いつくのが難しいスピーディーさがあるので油断できないんだけど。
 プレイヤーはそれぞれ二人の勇者とアクションの書かれた個人ボードをもっていて、サイズのように差異はない。ただし秘密裏に1枚個性カードを引いてちょっとした個性がつくのと個人ボードの移動と制作のエリアがそれぞれ変化するのでゲーム中に変化していくのが特徴。
 パイ投げしたりリンゴや宝石を運んだりクエストをクリアして目標を達成していく。生産は4つのダイスを振って多少は配置のコントロールができるもののランダムな位置に出てくるのでままならないことがしばしば。生産することで得となるのは自分のいるマスにリンゴや宝石が出ることが一番だけど、他のプレイヤーキャラのいるところに出して友情を得るのが二番目に重要。誰もとくしないのは誰もいないところに出さなきゃいけないことかな。
 移動のパワーアップは割と重要で、この個性で戦略がかなり変わると思う。制作のパワーアップは後にやってパワーアップ2回の目標トロフィーを取るのに必要といった感じな気がする。サイズも移動の強いゲームではあるのでそのへんは似ている。
 トロフィー4つを複数人が達成して友情を比べるのが割と多い決着なんだけど、今回はフラグ切ったタイミングが良くてそいつだけが4つトロフィーで勝ち。ゲーム時間40分とかなり速攻ゲームだった。

マイ・リトル・サイズ 完全日本語版

マイ・リトル・サイズ 完全日本語版

騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!

 東映特撮映画二本立ての一本目はリュウソウジャー。こっちはいつもどおり本編の豪華版といった感じ。タイムスリップものなのでちょっとジオウとの接点があるような映画設定になっているけど、まぁ本編にはあまり影響しそうにない話でありつつ、実はそうだったんだぞということが明かされている話でもある。ほんとにオーソドックスな二本立ての一本で十分面白かった。

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer

 こっちはしばらくネタバレがしゃべれないので軽く。真の最終回と言っているがジオウの最終回とは言ってないといった感じだな。信長パートとクォーツァーパートは別の作品のようでいてちゃんと伝えたいことはつながっている。まぁあとはやべぇやべぇのオンパレードなんでヤバさをビリビリ感じに行きたい平成ライダー好きには早く観に行って欲しい怪作ですな。一つネタバレをするとツクヨミの脇がちょくちょくエロい。
zi-o-ryusoul.com