ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

お手軽4種

手に入れやすい名作

 流石に手に入れるのがしんどいボードゲームを紹介してもなかなか遊ぶには難しいので今回は手に入れやすくて割と簡単な名作ゲームをいくつか紹介。

コヨーテ

 いわゆるインディアンポーカーのように自分だけ自分のカードが何なのかわからない系のカウントアップゲーム。ブラフ系とも言われるけどどこで誰が刺すかうまいところを宣言しないと自分が刺されることになる。
 -10~20までの数字といくつかの特殊な札があるんだけど、今発売されている版ではカードの裏側に種類と枚数が書かれている。
 全員配られたカードを表を見ずに額に当てて、周りの額に当てられている数を見て合計で幾つになるのかを予想する。スタートプレイヤーから数字を宣言していって、まだ超えてないと思うのならば前の数字より1以上大きな数字を宣言するか、超えていると思うならばコヨーテと宣言する。
 コヨーテが宣言されたら全員カードをオープンして合計の数値を出して、超えていればコヨーテを宣言された人の身代わり人形が一つなくなり、まだ超えていなければコヨーテを宣言した人の身代わり人形が一つなくなる。
 身代わり人形は2個なので、3回負けると脱落。最後まで生き残った人が勝ちということになる。
 ルールも簡単だしゲーム自体もサクサク進むのでちょっと重めのゲームの合間に時間合わせでやるとかに向くゲームだと思う。

コヨーテ 日本語版

コヨーテ 日本語版

ゲシェンク

 できるだけカードを引き取りたくないけどパスのできるチップの枚数は限られている。引き取ったカードが連番なら一番小さな数だけがマイナス点になるのでうまく低い数字を引き取ることも必要・・・というような駆け引きゲーム。
 3~35の数字の書かれたカードから9枚抜いて表向きに1枚ずつ出していく。引き取りたくなければチップを出し、引き取るのなら出されているチップごと引き取る。
 連番になればそのうち一番低い数字だけがマイナスになって残りは無視になるので飛び飛びに引き取ることになって累計がべらぼうになっちゃったり、連番目指して間1抜けで集めてたらそこを持っていかれたりとなかなかままならない。
 チップはプラス点数なので30台の嫌われカードをチップが溜まってからもっていってどんどん数字を下げることも戦略と言える。
 これもルールが簡単で時間調整にいいゲームだと思う。

ゲシェンク (Geschenkt) 日本語版 カードゲーム

ゲシェンク (Geschenkt) 日本語版 カードゲーム

ハゲタカのえじき

 いわゆるブラインドなセリとバッティングがギミックとなるゲーム。
 1~15の数字の書かれたセリカードを使って-5~+10のかかれたハゲタカカードを競る。
 全員自分の前に1枚のセリカードを出して一斉に表にする。このとき、プラスなら一番大きな数字を出しているプレイヤーが、マイナスなら一番小さな数字を出したプレイヤーがハゲタカカードをもっていく。ただし、一番大きな数字を出しているプレイヤーが複数いた場合場合次に大きな数字を出しているプレイヤーのものになる。このへんがバッティング要素。
 これが意外とトップや最下位がかぶりやすくて二番手やブービーがハゲタカをもっていくことがよく起こる。なんならそこもかぶって3番手なんてことも。
 たった15ラウンドでゲームが終わるのでリプレイもしやすいし時間調整にも向くゲーム。

ハゲタカのえじき (Hol's der Geier) 日本語版 カードゲーム

ハゲタカのえじき (Hol's der Geier) 日本語版 カードゲーム

髑髏と薔薇、SKULL

 多分髑髏と薔薇の方はもはや手に入らないけど全く同じルールで遊べるSKULLがあるので紹介。これは完全にブラフゲーム。
 4枚のコースターのうち髑髏が1枚、薔薇が3枚。まずは全員1枚選んで目の前に裏向きで置く。続いて時計回りに1枚ずつ裏向きに自分の前に重ねていく。ここぞのタイミングで置かずにチャレンジを開始することもできる。
 チャレンジを宣言したらまず何枚無事にめくれるかを宣言する。時計回りにチャレンジする人は1枚以上大きな数字を宣言する。最後に枚数を宣言した人以外が全員パスしたらチャレンジスタート。
 まず自分の前に重なっているコースターをすべて表にする。まぁブラフを張って数を釣り上げたら自分がチャレンジすることになってここで自分の目の前に髑髏があってアウトになることもある。
 自分の積んだ枚数を加味して残りを他の誰かの一番上から1枚めくり、薔薇ならセーフでまた誰かの一番上をとめくっていき、宣言した枚数の薔薇がめくれれば成功。2回成功すればゲームの勝者となれる。
 髑髏をめくってしまえばアウトで自分のコースターをシャッフルして1枚を失う。ちなみに全てのコースターを失えば負け抜けとなる。特に最後の1枚になると自分の手番が回ってくれば必ずチャレンジしなければならないのでまぁほぼ負け抜け確定である。
 ルールの簡単さとブラフの掛け合いが面白みなんだけど、後半はすぐにチャレンジが始まってしまうことも多くなるので枚数をめくるドキドキ感がなくなっていくというのもあるにはある。

スカル 日本語版

スカル 日本語版