ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

気分転換

ジレンマ

 私はボドゲが好きなのだけども、その沼に本格的に足を突っ込んだのはクニツィアの交易王とシド・サクソンのアクワイアなんですが、最初に手に入れた交易王は私の心にクニツィア先生の名前を刻み込むには十分なインパクトだったわけですな。
 ちょうどその年はケルトの発売された年、つまりクニツィア先生がドイツ年間ボードゲーム大賞を初めて取った年で、私もいろいろボドゲを買いあさり始めだした年だったのでケルトも買っておりました。ケルトクニツィアの二人対戦ゲームであるロストシティが元になってるであろうカードを昇順または降順に並べてコマを進めて得点を競うゲームで、今でもまだ手に入るのかな?その後ケルトはいくつかの拡張やコンポーネント違いのものを出したのですが、私は個人的にはケルトが一番良いなと感じました。タイルはわりと運ゲー、カードはお手頃化、スパイラルは次点で良かった、拡張は単純さがなくなって惜しいって感じですかね。
 その後、ラーやアメン・ラーコロッサルアリーナ、サムライカードゲーム、ストロッツィなどなど最近は再販されたインフェルノを買ったりして結構な数の作品を遊んでますな。姪っ子にペンギンパーティーボツワナなんかをプレゼントして中学に上る前からクニツィアの洗礼をw
 中には深海に眠る宝のような子供向け作品や、交易王のもとになっているフェーケライなんてのも貪欲に集めているのに、砂漠を越えてとかモダンアートとかハモってなかったりするのよねぇ。それはなんとなく誰かが持ってるとか、当時よく使っていたイエサブのプレイスペースに置いてあったとかそんな理由だとは思うんだけど。
 クニツィアのゲームと言えばジレンマがついて回る絶妙なプレイ感で悩ましいところが魅力。波に乗っちゃえば逆転は難しいなんてことが起こりにくいと感じるぐらいの程よい接戦が出来たりするかな。それと、運要素ときっちり考えなきゃいけない要素のバランスもいいと思っている。それもまたジレンマのスパイスだったりもするけど。
 モダンアートのせり感はやはり最初とっつきにくかったりやるメンツでの相場観がまちまちだったりなんだけど、ラーやラッツィア、ストロッツィのような限定された手札でのせりなんかに収められていると相場観がとたんにわかりやすくなって遊びやすくなる。こういう工夫も魅力の1つかなぁと。今回手に入れたインフェルノもトリックテイキングのようなシステムにクニツィアらしいのるかそるかが入っていてプレイ感も軽めでワイワイ楽しく遊べるのが購入の決め手だったので、興味があったら新版は手に入れやすいのでクニツィア入門におすすめです。

交易王 日本語版

交易王 日本語版