ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

アオイホノオ 5話

持ち込みに来て新宿ではしゃいだ前話から続いてとうとう持ち込みへ。今回の話は痛くて痛くて屈指のダメエピソードなんだが、実写化でいかんなくそれが・・・。
まずサンデー編集部。横山氏の横柄にも見える態度やギャグの滑ってる感が当時の焔の感じ方どおりなのだろうなぁ。というか、その後のまんカレ通ってるという誇大妄想へつながっていく前に、ここで一山あり谷底へ一旦落ちるわけだけど。だkらこういう冷めた印象なんだよねぇ。
きっちゃんも打ちのめされてたけど、あとで買った金髪堂(一本木蛮)の同人誌で、この持ち込みのシーンのために描かれたきっちゃんの原稿が、本物(なんて残ってない)の模写じゃなく、なんとなくそんな感じで描かれてるのがすごい。
で、いい言い方をすると切り替えの早い焔が集英社のジャンプ編集部に持ち込む流れに。理由があそこは絵が下手な新人に優しいから。TLなんかにも流れてたけど、トータス1号の絵は当時の新人にしては下手じゃないんだよね。この後担当が江口寿史についてて2時間待たされても、それを至福の時間にできちゃうところが素晴らしい。そしてMADホーリィこと佐藤二朗の過剰演技が炸裂してた。この辺はもう演技をつけても役者任せなんで、原作とは程遠いんだけど、それはそれで面白いから良い。原作のちゃんとしなきゃいけない部分の改変は困るけど、こういうのはドラマの面白さだし。喫茶店のあのハンバーグステーキは食ってみたいなぁと思ってしまった。
でまぁ打ちのめされた二人は映画館でロッキーを見るんだけど、このロッキーも自前撮り。なかなかそういう雰囲気だけを残したスチャラカな映像だったけど、権利関係に真っ向から立ち向かってるのはいいね。そして男泣きする劇場の人たちと焔。
大阪に戻ってきたところでなぜかとん子さんとバドミントン部の部長の彼に報告。ここでウソをつかせるというか可能性に気づかせるという悪女のたしなみのようなことをナチュラルにするとん子さんえげつない。部長もいろんな感じで呆れてるし、ノセられた焔はどんどんその可能性が現実に置き換わって行っちゃうし。怖いわとん子さん。
で、巡り巡ってまんカレ受賞してるの確実ってところに行き着いて、焔の部屋できっちゃん、高橋、津田さんの目の前で・・・背筋も凍るよね。重ねたウソが全部バレる瞬間てこんなかんじなんだろうなぁ。焔の場合は行き過ぎた成功妄想力だったわけだが。個々の涙のシーンはものすごい、鬼気迫るものがあったなぁ。その後の屋根裏目線のハイスピードカメラの映像が綺麗だった。
次回はまたヤノケンが登場。今回全然ガイナ側のことを書かなかったが、どのみちDAICON IIIでいやというほど出てくるだろうし。

長すぎるんでプリキュア日記は明日。