ドリル帝国ブログ

ボドゲと映画とときどき旅行

インドア

土曜日は久々に高円寺盤遊会に参加してきた。早めに帰っちゃったんで3ゲームだけど、どれも初プレイでなかなか味のあるシステムとか絡みがあって面白かったので満足。

  • ストロッツィ

クニツィア先生の作品でメディチの得点要素などをうまく使ってライトな競りゲームに仕上げている。最初の1ラウンドをルール間違えてプレイしてて最初からやり直し。2回目もスタートプレイヤーのルールを間違えてたんだけど2ラウンド目から修正。最初の間違いはやばかったけど次の間違いはあまり大きく影響なかったので。
荷物の乗った船を1ラウンドに3隻競り落とす。これを3ラウンドやって1ラウンドごとに得点精算。なんだかんだでいい勝負になるバランスで、派手に得点してても、地味に追いつかれてたりして驚く。
船には速度、乗っかっている荷物、フィレンツェマーク、チップマークが描かれている。スタートプレイヤーは山から船カードをめくって、競るか降りるか決める。競りに使うのは手に入る商品が1個増える旗、速度が1個増える旗、権利を確保できる海賊旗の3個で、全員が3隻の船を競り落とすことができる。ただし、船カードは人数の3倍+3枚なので、4回目の流れで2隻しか取れないプレイヤーも出てくる。今回はそんなことなかったけど。
競るならば船カードにいずれかの旗チップを置く。海賊旗以外は海賊旗で奪えるので、よほど欲しいものは海賊旗を置くにこしたことはない。ただ、商品増えたり、速度が増えたりするボーナスは受けられないので、なかなか考えどころ。
船を競り落としたら金貨、織物、壺のいずれかのまだ自分の船が泊まっていない港に置く。で、船に積んである荷物の中で、止めた港と同じものの数分、港に対する自分の権力を上げる。この権力の順位で後述の得点が手に入る。さらに、船の速度の順に港に並べるので、これも速い順に得点が入る。フィレンツェマークはどこの港に泊めてもフィレンツェの権力がその分上がる。青いチップマークは3枚表になったチップから1枚貰える。これも重要な得点になる。
船を手に入れた次の人から同じように手番を行って、船カードが無くなるか、全員が3隻競り落としたら1ラウンド終了。港の権力1、2、3位、港の船の速度1、2、3位にそれぞれ15、10、5点が入る。各港の権力の行き止まりには、15、10、5点の追加特典ボーナスもあるので、どれか1つの港では権力をMAXまで上げたい。ひよっていると、どれも中途半端にしか伸びないので注意。3ラウンドの終りにだけ、チップに描かれた3種類の量で1、2、3位に30、20、10点が入る。基本的にどれも3位までにしか点数が入らないのがメディチと同じシステム。競りの要素を競るかパスか奪うかにしたことで、プレイ感がライトになってるけど、悩ましさは十分にある。
メディチの競りの難しさを上手に変換した感じ。3位までの得点システムもうまく機能していて、ちょっと欲しくなるゲームでした。

  • ハンザテウトニカ

自分の能力もパワーアップさせつつ、街のコントロールを奪い合っていく陣取りゲーム。ゲーム終了フラグが意外と軽めに設定されているので、思ったよりも時間がかからない。今回は得点のルールも少し間違っていてさらに早まってたようなので、2回目もやってみたい。
自分には支配リンクの数による得点が増える能力、アクションの数、一度に手下を雇える数、一度に配置換えできるかず、街をコントロールできる階級の5つの能力があって、これをパワーアップさせることも重要になる。
初期はアクション数3で、街道を支配することで隣接する街のコントロールを得たり、特殊能力をパワーアップさせたりできる。コントロールしている街に隣接する街道が支配されると1点貰える。ただし、街のコントロールはその街で一番権力がある(手下の数がもっとも多い)必要があるので、すぐにコントロール奪われたりもする。
この他に特定の街で得られる得点や、置かれたチップなどで点数が入るほかは最後の得点計算までは入らないので、終了フラグが20点になっている。もうひとつの終了フラグは、完全に支配された街の数が10個になったらというものなのだけど、これはなかなか行かなさそう。
手下は従者と手下の2種類いて、それぞれどちらかでなければ取れない街なんかもある。その他、街道から蹴り出されると、近隣の街道に再配置するのだけど、従者なら手下2人、手下なら手下1人が追加で置ける。人気の街道に置いておいて、雇うことなく手下の数を増やす作戦なんかもある。
ちょっと街道封鎖で放置されたりと手を出しにくくて膠着する場面もあって、も少しルールに手が入っていると面白さが増すんじゃないかなと思われてもったいない。アクションを増やす街道は人気になりそうなのに、その脇の街道が結構楽にコントロール取れて点数稼げてしまう気もする。まぁ街のコントロール取るか、アクション数増やすか悩ましいけど。
自分の能力を上げていくシステムあたりはアイデアだなぁと思った。

ワレスの鉄道ゲーム。ワレスにしてはきついという感じがなくて、セリと株と線路引きを順繰り5ラウンド行っていく。5ラウンド終わりの荷物を載せる権利引きはあえて自分でやらないでうまくお膳立てして載っけてもらうのも手。
毎ラウンド7つの競りキューブを受け取って、6つの路線の株と運営権を競り合う。手番プレイヤーが競りたい路線と初期値をつけて競りが始まり、パス抜けで最高値をつけたプレイヤーが株チップ1枚と運営権を手にする。この時、値として出した競りキューブがそのままその路線の資源になるのが面白いところ。線路を引くには2〜6の資源が必要で、たどり着いた都市の値段分のお金が手に入る。全部の路線を競り合う、線路を引く、お金をもらう、貰えるお金のリセット、次のラウンドへ・・・と進んでいくので、比較的分かりやすい。
5ラウンド目は一連の処理をしたあとで、その時運営権を持っている路線が繋がっている都市に置かれた荷物キューボを順番に拾っていくフェーズが加わる。赤が一番少なくて、銀とオレンジ、黒と白といった感じで数が多くなっていく。集めた荷物は各路線ごとに集計し、5種類で$150、4種$100・・・と価値が決まり、その路線の持っている株枚数をかけて、手持ちのお金に加えて最終得点になる。
つまり途中の競りは、どの株が何種類の荷物を確保できそうなのかも考えなきゃいけないし、線路引くのもいかに数の少ない種類の荷物を押さえるか考えつつ、瞬間的には値の高い都市に引けるかも考えなければいけなくて、悩ましい。3、6人プレイだと株がなれちゃって差が付きにくいけど、4、5人だと最後の持株数で広く資金を得られる可能性があるので、面白くなっている気がする。ワレスにしては軽味ってのがやっぱり第一印象。


日曜日は選択掃除片付けをしながら、オリジナルゲームも少し作ったりして部屋から出ずに過ごしてたのに、見ようと思っていた、撮りためたストパンツを1話も見ずに終了。けいおんも15話から止まってるしヤベェw
そんでもって3連休はボドゲ部じゃないボドゲ合宿へ行ってくる。2泊3日。列車の時間調べると直通で行けるのが早過ぎるか、ちと遅いかで、結局乗り換えるなら鈍行のグリーンででも行くかなぁ・・・。3連休頭にそんなこと言ってられるのか?特急よりは混まないような気もするんだけどどうなんだろうか。一人旅はどうしても鈍行になってしまうなぁw